益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

七日市小学校の森林教室に行ってきました。

2007年11月09日 | 森林教室
 10/29(金)、七日市小学校の森林教室に行ってきました。
 対象は、5年生10名で、10:30~12:00の1時間半の講座です。
 今回の森林教室のメイン担当者は、U先輩ですが、
 U先輩が、業務多忙のため、鞄持ち?で同行した大場が代わって報告します。

 七日市小学校については、昨年度も
 当事務所の林業普及員が講師となり、
 森林教室や下草刈り体験が実施されています。

 今回の依頼は、「昨年と同じような感じで」ということで、
 森林のはたらき等について話をして欲しいとのことでした。
 また、第2弾として「体験学習」も計画されていました。

 事前の打ち合わせでは、
 U先輩から七日市小学校のM先生に対して、
 「森林を守るために、子ども達に具体的に行動を起こしてもらう意味で、
  是非、間伐材を使った木工体験に取り組ませたい。」
 と提案し、先生の了解が得られました。

 というわけで、次のようなの2部構成の講座となりました。
○ 森林のはたらきや林業についての座学
○ 間伐材を使ったプランターボックスの木工体験

 さて、前半の座学では、
 身近な校庭の木の話から始まり(写真1)、
 森林のはたらきや林業や木材産業についての話がありました。
 特に、林業では「間伐」という施業が重要で、
 間伐を進め、森林を守るために、私たちができることは?
 「間伐材を使うこと!」
 ということで、第1部終了です。
 子ども達は、しっかり話を聞いてくれました。


 写真1 森林教室の座学風景 
 
 後半の第2部では、
 プランターボックスの製作キットを2セット、
 5人、5人の2班に分かれて作成しました(写真2)。

 
 写真2 木工体験指導風景

 「ノコギリには、縦挽き、横挽きがありますが、
  今日は、木の繊維を横に切るので、横挽きを使います。」等、
 簡単な道具の使い方の説明の後、早速、作成に入りました。
  
 子ども達には、1人ずつ、交代で作業してもらいました。
 子ども達は、やはり大工道具はあまり使ったことがないらしく、
 最初は、作業を見ながらハラハラしていました(笑)。
 しかし、作業終盤には、あまり曲がらずにノコギリを引いたり、
 思い切って金づちを振るえるようになりました。

 何より、子ども達は、プランターボックスづくりを
 楽しんでやっていたので、良かったなと思いました。
 
 驚いたのは、木工体験が終了し、
 学習のまとめの話をしたところで、ぴったり12時でした。

 帰りの車で、
 「いやぁ、ぴったり予定どおりに終わって運が良かったですねぇ。」
 とU先輩に声をかけたところ、

 U先輩からは、
 「一応、計算していたからね。」 と答えが返ってきました。
 
 さすが、U先輩です。
 自分も、U先輩と同じような正確な“腹時計”が一つ欲しいです。


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ) 


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