3/9(日)、島根県出雲市にある県立浜山公園において、
~浜山を守ろう!~浜山松苗植樹祭が開催されました(写真1)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/e1/2d22614be9b8926c5f3b845ab1eef406.jpg)
写真1 植樹祭参加者の記念写真
当益田事務所からも、休日を利用して、
O課長と私が参加しました。
今回、植樹祭に参加することにしたのは、
2/8(金)、庭園木マツの研修会において、
研修会の事務局をされていた樹木医のMさんから、
「3/9(日)に出雲市の浜山公園の植樹祭に
講師の小川先生が再び来県されるので、
是非参加して欲しい。」と
お誘いがあったからです。
2/8(金)と9(土)の小川先生の講演を聴いて、
すっかり小川先生のファンになってしまった私は(課長も?)
是非、もう一度、先生のお話をお聴きしたいと思い、
植樹祭に参加することにしました。
当日は、講演会に先立って、
特製ショウロ汁も振る舞われました(写真2)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/39/d84ccc12bcae2f57129cc2fafd3a71c8.jpg)
写真2
ショウロの独特の食感(ショリショリ)を味わいながら、
おいしくいただきました。
講演会では、
地球温暖化問題、大気汚染とナラ枯れ、
菌根菌と菌根、炭とクロマツとショウロの関係、
白砂青松再生の会の活動等、
色々な話がありました(写真3)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/dc/727ec6d6275004d0a1170ea8469e5359.jpg)
写真3 講演される小川先生
2/8(金)と9(土)の小川先生の講演の話と
合わせて、大変勉強になりました。
講演が終われば、次は植林です(写真4)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/49/d9d03007d4164b4de8327d648fd14711.jpg)
写真4 植林活動をされる参加者
植樹祭は、7年目、7回目だそうです。
私は、島根に住んで丸8年になりますが、
その活動を今まで全く知りませんでした(恥)。
非常に多くの方が参加されており、驚きました。
最後に、
浜山のマツ林の祖、井上恵助が江戸時代に植えたマツの切り株です(写真4)。
年輪を見ながら、マツの生い立ち等について、
小川先生に解説していただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/12/ddeb68ed9f53ef1913e617510216e14a.jpg)
【生育初期】
植えてから数十年は、年輪幅が密である。
砂地で土地が痩せていたのだろう。
特に、一方の成長が非常に悪い。
これは季節風の影響。
【生育中期】
途中から、やや年輪幅が広がる。
この頃には、樹冠がある程度込んできて、
土地の栄養状態も良くなってきたのだろう。
【生育末期】
30~25年前から急激に年輪幅が広がっている。
この頃から落ち葉掻きを止めたのではないか。
土地の富栄養化が進んだ結果だろう。
樹木は、通常、樹齢とともに成長量が落ち、
年輪幅が狭くなる。
年を経るほど、このように太るのは異常。
不健全な成長が続き、ついに枯れしまった。
とのこと。
先生が、おっしゃるには、
土地の富栄養化が進むと、
クロマツと共生する菌根菌が死んでしまい、
根の機能が弱る反面、地上部が良く成長するので、
アンバランスになるそうです。
「うーん、成長が良いほど不健全かぁ。」
なかなか理解しにくいですが、
人もマツも太りすぎは、よろしくないみたいです。
投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ
主任林業普及員 大場寛文
~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~
なつかしの国石見(いわみ)
~浜山を守ろう!~浜山松苗植樹祭が開催されました(写真1)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/e1/2d22614be9b8926c5f3b845ab1eef406.jpg)
写真1 植樹祭参加者の記念写真
当益田事務所からも、休日を利用して、
O課長と私が参加しました。
今回、植樹祭に参加することにしたのは、
2/8(金)、庭園木マツの研修会において、
研修会の事務局をされていた樹木医のMさんから、
「3/9(日)に出雲市の浜山公園の植樹祭に
講師の小川先生が再び来県されるので、
是非参加して欲しい。」と
お誘いがあったからです。
2/8(金)と9(土)の小川先生の講演を聴いて、
すっかり小川先生のファンになってしまった私は(課長も?)
是非、もう一度、先生のお話をお聴きしたいと思い、
植樹祭に参加することにしました。
当日は、講演会に先立って、
特製ショウロ汁も振る舞われました(写真2)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/39/d84ccc12bcae2f57129cc2fafd3a71c8.jpg)
写真2
ショウロの独特の食感(ショリショリ)を味わいながら、
おいしくいただきました。
講演会では、
地球温暖化問題、大気汚染とナラ枯れ、
菌根菌と菌根、炭とクロマツとショウロの関係、
白砂青松再生の会の活動等、
色々な話がありました(写真3)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/dc/727ec6d6275004d0a1170ea8469e5359.jpg)
写真3 講演される小川先生
2/8(金)と9(土)の小川先生の講演の話と
合わせて、大変勉強になりました。
講演が終われば、次は植林です(写真4)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/49/d9d03007d4164b4de8327d648fd14711.jpg)
写真4 植林活動をされる参加者
植樹祭は、7年目、7回目だそうです。
私は、島根に住んで丸8年になりますが、
その活動を今まで全く知りませんでした(恥)。
非常に多くの方が参加されており、驚きました。
最後に、
浜山のマツ林の祖、井上恵助が江戸時代に植えたマツの切り株です(写真4)。
年輪を見ながら、マツの生い立ち等について、
小川先生に解説していただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/12/ddeb68ed9f53ef1913e617510216e14a.jpg)
【生育初期】
植えてから数十年は、年輪幅が密である。
砂地で土地が痩せていたのだろう。
特に、一方の成長が非常に悪い。
これは季節風の影響。
【生育中期】
途中から、やや年輪幅が広がる。
この頃には、樹冠がある程度込んできて、
土地の栄養状態も良くなってきたのだろう。
【生育末期】
30~25年前から急激に年輪幅が広がっている。
この頃から落ち葉掻きを止めたのではないか。
土地の富栄養化が進んだ結果だろう。
樹木は、通常、樹齢とともに成長量が落ち、
年輪幅が狭くなる。
年を経るほど、このように太るのは異常。
不健全な成長が続き、ついに枯れしまった。
とのこと。
先生が、おっしゃるには、
土地の富栄養化が進むと、
クロマツと共生する菌根菌が死んでしまい、
根の機能が弱る反面、地上部が良く成長するので、
アンバランスになるそうです。
「うーん、成長が良いほど不健全かぁ。」
なかなか理解しにくいですが、
人もマツも太りすぎは、よろしくないみたいです。
投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ
主任林業普及員 大場寛文
~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~
なつかしの国石見(いわみ)