JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

大学生協ボランティアセンター

2013-08-04 | JUON NETWORK共催
今回は、8月4日(日)~10日(土)、9月9日(月)~12日(木)に
外作業、集会所サロン、サマースクール、児童館支援などを
中心とした活動を宮城県七ヶ浜町、南三陸町で行いました。

のべ人数は、64名です。

事務局日記のカテゴリー「東北地域太平洋沖地震」でも報告をしています。ご覧下さい。


参加者の声


「おい、そこのおばさん!」と呼ばれて振り向くと、
それは私のことではなくて、若くてかわいらしい
学生さんのことでした。ということは、40代の私は、
推して知るべし、「おばあさん」でした。
「よかった!おじいさんでなくて!」と笑って答えながら、
これからの2日間がどうなるか楽しみ、と思った
子どもたちとの出会いでした。

「子どもたちに会いたい!」という思いが、
このボランティアに参加したきっかけでした。
震災を乗り越えてきた小さな心に少しでも寄り添えられたら、
と思っていました。

ところが、夏の暑さにも負けない元気いっぱいの姿を見て、
こちらが圧倒されてしまいました。2年半経っているからか、
子どもらしい無邪気さを感じ、やっぱり子どもってすごいな、
がんばったんだなぁと思いました。そうです、最初は
そう思っていました。

しかし,児童館の先生方に震災直後やその半年後の
子どもたちの様子を聞かせていただいた時には、
胸が押しつぶされそうな苦しい気持ちになり、涙がこぼれました。

私の想像を絶する長くて深くて辛い日々があったことに、
今の子どもたちの姿を重ねると乗り越えてきた強さとたくましさを
感じずにはいられませんでした。そして、今でも、ちょっとした言動の中に、
まだまだ癒えていない心が見られたのでした。水槽を揺らしてぽつりと
「つなみ…」と言ったり、「遠くへ出かけると家族みんなが家に帰れなく
なると怖いから夏休みだけどどこにも行きたくない」と言ったり。

出会ったすぐの時に思った「がんばったんだなぁ。」ではなくて、改めて、
「今も、がんばっているんだね。」という気持ちになりました。

何かできることを、と思って参加したはずが、帰る時には、
逆に子どもたちや先生方から大きな力と励ましをもらったような気が
するのです。そして、私もがんばらなくては、と感謝の気持ちでいっぱいに
なりました。本当にありがとうございました。








コメント    この記事についてブログを書く
« 四国のへそ 森林の楽校2013 | トップ | 霧の高原 森林の楽校201... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

JUON NETWORK共催」カテゴリの最新記事