アンレーブリッジのサンプル作製

2010-03-24 23:33:03 | ジルコニア
右上4と6はフルジルコニアにステイニングで着色しました。右上5を除き、陶材は築盛していません。
フルジルコニアクラウンは0.6mm以上の厚みを確保していれば咬合圧に耐えることができるとの事です。メーカーからはナイフエッジのマージンでもOKとのプレゼンがあり、かなり薄くても大丈夫そうです。
接着性ブリッジやアンレーブリッジは、強度と透光性に富むジルコニアの最も良い活用例の一つだと思います。低侵襲な補綴でもありますし。

「あんな硬いもの、調整はどうすんの?」という声が聞こえてきそうですが、意外にジルコニアは削りやすいので、口腔内での調整・研磨も可能と思います。削り心地は例えて言うならコバルトクロム合金製のクラウンに近い、という感じです。
とは言え、やはり硬い事に間違いはないので、調整を考えれば少々陶材を築盛しても良いでしょう。

調整・研磨と言えば、切削時にはアルミナの方がよほど硬く感じるのですが、アルミナでロングスパンブリッジは無理ですから、やはり硬度と強度は別物なんですね。
イメージでは硬度と強度は比例しそうに思うのですが。

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