新HP、ようやく公開できました。

2023-11-21 19:08:32 | Weblog

ようやく弊社の新HPが公開されました。

新URLは、https://www.evanspro.jp/ となります。

思えば旧HPは事情ありでなかなかリニューアルができず、ずっとやきもきしていました。

今回は全て一から制作し、アドレスから新たに再出発となりました。

まだ緒に就いたところで修正や変更はあると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

色々ご意見もあろうかと存じますが、温かく見守っていただければ幸いです。

 

CAD/CAM全盛時代となった今、個性的でクリエイティブな話はどんどん書きづらくなってきています。

もちろん、弊社もCAD/CAMには全力で取り組んでいます。

でも、本来はクラフトマンシップにこそ夢と価値を見出さないといけないと思うのです(古いよね、笑)。

今の業界全体がCAD/CAM一辺倒になったらどうにも夢がない話ですが、弊社はなんとか頑張りますよ。

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3Dプリンター、納入されました。

2022-05-29 10:32:51 | Weblog

先日、ようやく3Dプリンターが納入されました。

僕的には今回の機材導入の中でも期待値が高い設備です。

口腔内スキャナーで光学印象を採得してデータを弊社に送ってもらい、3Dプリンターで模型を精密に造形し補綴物を作製する、というのが代表的なビジネスモデルです。これで遠隔地からの受注を増やす、という導入目的が発生するわけですが。。。

今回の保険点数改訂では残念ながら光学印象が認められなかったため、このビジネスモデルはしばしお預けということになりました。

しかし、僕が3Dプリンターに期待しているのはそれだけではない。

1、DIGISTELLで設計されたクラスプ・バーやデンチャーフレームのキャストパターンの作製。

2、ロングスパンブリッジやフルジルコニアの試適用モックアップの作製。

 

1、についてですが、1980年代からほとんど変わらない義歯製作の報酬への僕なりの対策の一つです。

国はこのとてつもない制度疲労を一体どこまで放置するのか?、って思いますよ。

弊社でも義歯担当者が辞めて、保険の義歯に関しては積極的には出来なくなったけど、やはり義歯は作りたいですね。

 

代表取締役・本田

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CAD/CAM機材をリニューアルしました。

2022-05-15 08:35:39 | Weblog

さぁ、大変です。

土日祝も出勤して今回導入した機材やアプリケーションと格闘しています。

この他にもCANON電子のミリングマシーンや3DプリンターNextdent5100などもあり、慣れるにはもう少し時間がかかりそうです。

それにしてもCAC/CAM機材の進化の何と著しいことかと、一同驚いています。

疑問点もありますが現実に歯科補綴の主流がCAD/CAMにシフトしてきているため、弊社としては全力で対応したいと考えています。

HPも一刻も早くリニューアルしたいし、求人もしなけりゃならないしで法人化以来最もハードな時期を迎えたのかもしれません。

まだまだ機材が搬入されたばかりの状態ですので、また報告させて頂きたいと思います。

代表取締役・本田

今回のスキャナーはとにかく速い!

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求人のお知らせ

2021-01-14 13:52:33 | Weblog

本日は求人のお知らせです。

弊社では後々弊社を継いで行って下さる方を募集しています。

まず、改めまして弊社の紹介を。

弊社は昭和最後の63年、京都市西京区にて「ホンダ デンタル クラフツ」としてスタートしました。

その後「エヴァンスプロ デンタルラボラトリー」に改名、平成27年に法人化し京都市南区の現在の社屋に移転、社名を「株式会社 エヴァンスプロ」とし、現在に至ります。

弊社は、JR東海道線 向日町駅から徒歩約10分、阪急電鉄 京都線 東向日駅から徒歩約20分の立地にあります。有難いことにとても便利な場所です。近辺にはリーズナブルなマンション等数多くあります。

業務内容は少人数ですが文字通り保険・自費の「歯科技工全般+α」、本ブログの過去ログをご覧頂ければお分り頂けると思います。弊社は長きにわたって「仕事の喜び」を求めて、誇りを持ってやってきました。技術指導力には自信があります。だからと言って、決して気難しい職場ではありませんので、その辺はご安心を。

今回、大体40歳位まで(大まかですが)の明るい方を希望します。待遇面やその他詳細はお手数ですが電話にてお問い合わせください。(TEL 075-202-3377まで。午後2時以降にお願いします。)

もちろん、地方の方も歓迎いたします。出来る限り生活の支援をしたいと思います。

 

CAD/CAMで作製したものですら我々の手によらなければ完成しませんし、そもそも歯科技工は歯科医師の先生方の生業にはなり得ません。

歯科技工業界は失政(あえて言います)によって長年苦しんで来ましたが、必ず近い将来に明るい光が差し込んでくるものと信じています。

ご連絡を心待ちにしております。

 

株式会社エヴァンスプロ  代表取締役 本田秀文

 

 

 

 

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(株)カム・ネッツ「CNクイックシャイン」について

2020-08-11 15:05:12 | Weblog

本当に久しぶりの投稿です。

大分前の記事なんですが、憶えておられるでしょうか?

 

明けましておめでとうございます(笑) - 株式会社エヴァンスプロ

いやいや、随分長いあいだ更新が止まってました。当ラボは健在でございます(´Д`;)なんかもう、年末からずっとバタバタでして。。。...

明けましておめでとうございます(笑) - 株式会社エヴァンスプロ

 

 

その研磨材が今年7月、(株)カム・ネッツ様より発売されました。

とにかく研磨しづらい素材に対して無類の効果を誇る研磨材です。一見するとルージュなんですが、特殊な配合によるこれまでにない使用法と効率の高さが特徴で、現在コバルトクロム合金、CAD/CAM冠などのハイブリッド、ジルコニアに対する高い効果が確認できています。

この研磨材、(株)カム・ネッツ「CNクイックシャイン」はルージュ研磨材ですが、最終研磨に用いるのではなく、やや粗目のシリコンポイントに相当するまったく新しい中間研磨材です。

特徴としては、1、非常に研削力が高い。2、熱がほとんど発生せず作業が途切れない。3.研磨エリアが広くシリコンポイントよりも広い面積が一度に磨ける。4、粉塵が非常に少ない。というところです。単なる謳い文句ではなくお使いになればどなたもすぐ実感できます。

 

当初はコバルトクロム合金用と考えていたのですがCAD/CAM冠にも効果があることが分かり、その後ジルコニアにも使えることが分かりました。

この研磨材は使用法が大きな特徴で、コバルトクロム合金などの硬質金属に対しては専用のペーパーコーンに付着させて低速回転で使用します。ペーパーコーンは柔軟でサイズも豊富ですので、クラスプの内面やマイナーコネクターの立上り部分もしっかり研磨できます。

 アズキャスト面がきれいならそのまま本商品で艶出し手前の中間仕上げまで進められますし、ヒートレス等による処理面からいきなりこの研磨法でもOKです。

ジルコニアについても同じ使用法ですが、先に表面を慣らしておく必要があります。現在、(株)カム・ネッツ様と前処理用のポイントを検討していますが、今は試作段階のポイントを試しているところです。

高価なジルコニア専用のシリコンポイントと同程度の仕上がりと効率となり、大きなコストダウンになります。

CAD/CAM冠などハイブリッド素材の研磨時はコバルトクロム合金やジルコニアとは異なり、ロビンソンブラシに本商品を付着させて研磨します。(株)カム・ネッツ様がCAD/CAM冠ブロックのカタログで研磨に推奨されるほどですから、その効果の大きさはお分り頂けると思います。ハイブリッドは研磨が難しいですからね。

何しろ、これまでに類のない研磨材ですのでぜひ一度お試し頂きたいと思います。本商品が末永くお使い頂けるものとなることを願っております。

最後に、弊社の提案をお聞き下さいました(株)カム・ネッツの代表取締役・前田様、同部長の阿部様、営業担当の岩見様のご厚意に深く感謝申し上げます。

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CAD/CAMで作製したアバットメント+ゴールドヒュー処理

2016-12-01 15:36:51 | Weblog
CAD/CAMで作製したアバットメントにゴールドヒュー処理をかけました。



インプラントはアクセス形状がおそらく最も複雑と思われるジンマー・スプラインを使用しています。
ご覧の通り左が未処理、中央と右が処理後です。

 純チタンないしチタン合金製アバットメントはこうした処理を施さないと口腔内でフッ素に触れた場合に面荒れ・黒変を起こす恐れがあり、審美的にも歯肉が黒ずんで見えることがあります。
弊社のゴールドヒュー処理はカーバイドバーや既成アバットメントに見られる黄金色のものとほぼ同種のものでHv1100程度の硬度があり、非常に強い被膜のひとつです。また、化学的に安定していることがよく知られています。

*ちなみに、CAD/CAMセンターでよく行われている「陽極酸化処理」は電解液中で通電処理するもので、弊社のゴールドヒュー処理とは全く異なるものです。


* 処理装置です。


 今回、CAD/CAM装置で作製したチタン合金製アバットメントにゴールドヒュー処理をかけましたが、結果は非常に良好でした。
 どのような条件下で強固にコーティングされるのかを試していたのですが、やはり微妙なところで被膜の強さがある程度左右されることが分かりましたし、同時に最適と思われる条件も確保できました。
 また、プロセス上800℃ほどに加熱するのですが、アナログへの適合性にも何ら変化はなく、物性変化の問題も起こらないことも確認出来ました。

 それにしても以前はシリンダー・アバットメント上でパターンをとって、チタン鋳造したものに処理をかけて接着していた事を考えれば、CAD/CAM導入でずいぶんとプロセスが変化するものです。これでカスタム・アバットメントがインプラント・メーカーの品質に肉薄すると確信しています。

 あとは納入価格を決めて営業活動です。頑張ります!


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ご無沙汰しております。

2016-10-21 13:27:30 | Weblog
法人化してから相変わらず忙しい日々が続いております。

最近、弊社のめっぽう古いCAD/CAMを買い替えました。
CAD/CAMにも幾多の変遷がありまして、ようやく食指が動く機材に巡り会えたというところです。
歯科用のCAD/CAM装置もそろそろ発達が止まる時期に差し掛かってきたような気がして、「そろそろ買い替え時かな」と判断しました。


ジルコニアに関しては、弊社では早くからMAD/MAMのZirkonzahnを導入していたわけですが、今のCAD/CAMならその精度に肉薄します。
見た目からは信じられない人も多いと思いますが、MAD/MAM機の精度はその位高いものです。
まだまだZirkonzahnでなければどうにもならない症例は間違いなくありますので、面倒くさくてもやっぱり手放せないですね。

使ってみて最初は操作法の違いに戸惑いましたが、今はすっかり慣れたものです(笑)
保険のCAD/CAM冠のおかげで使える機会が増えましたので、その分上達するのも速いです。


今後はPEEK材などCAD/CAMでできる仕事をもっと増やしていきたいですね。
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陶材築盛のトレーニング例

2015-10-06 10:38:43 | Weblog
ブログを再開するとは言っても法人化してから半年じゃまだまだやることが多くてですね(^_^;
でも、あまり間が開くというのもどうかと思いまして、取りあえず書いてみるかということになりました。
ラボのFacebookでは既にアップしている画像なのですが。。。



陶材築盛のトレーニングです。
目や指先が衰えないようにたまにこういうこともやっています。
ただ、さすがに老眼が進んできまして、老眼鏡が手放せなくなってしまいました。
こればっかりはどうにもならないですねぇ。。。



焼成後です。
スリリングなトレーニングなので、相当な集中力が必要です。

何とか定期的に記事を書ければいいのですが。。。(^_^;
ネタを仕込んでおきますね。

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お久しぶりです m(_ _)m

2015-08-28 18:34:44 | Weblog
久しぶりの書き込みです。
今年の5月、当ラボは法人化と移転という転機を迎えました。
新しいラボの名称はブログのタイトルにもありますとおり、株式会社エヴァンスプロと申します。
ここしばらくは何かと忙しく、更新もストップしたままでしたが、そろそろ再開しようかと。。。
ただ以前とは違い、出尽くした感の強い業界ですから難しいかも知れませんが、何か違う事を発信できればと思います。
と、いうことで宜しくお願い申し上げます。
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明けましておめでとうございます(笑)

2013-04-18 00:19:48 | Weblog

いやいや、随分長いあいだ更新が止まってました。当ラボは健在でございます(´Д`;)
なんかもう、年末からずっとバタバタでして。。。
ということで、本年初の更新です。

実は、当ラボはちょっとした器材の開発もやっておりまして、現在、材料メーカーさんに研磨材の商品化を検討して頂いております。

ユニークな研磨法と研磨材でして、当ラボでは以前この方法に頼るところが大きかったのですが、トレーサビリティなど最近の技工業界を巡る諸般の事情から使用を控えておりました。でも、やはり非常に良い研磨法なので、ちゃんとメーカーさんに薬事法をクリアして頂いて商品化を目指そうと考えました。

今回から数回にわたりこの新しい研磨法について書きたいと思います。
ただ、僕は相変わらずのバタバタぶりなので一度に全部は書けませんので、その点はご了承願います。

この研磨法は主に硬質金属の中研磨を担当する極めて効率が高い研磨法・材です。
第一の特徴として、研磨熱がほとんど出ません。
摩擦熱皆無という「ヒー●レス」なんて名前の研磨材もありますが、実際はどうでしょう?そういうキャッチコピーもまぁ看板倒れのように思うのですが。。。
開発者の僕が言うのもなんですが、これは本当に嘘偽りなく摩擦熱がほとんど出ません。
ということで、その証左をご覧頂きたいと思います。

まず、粗めのシリコンポイント(ビッグポイント型)でコバルトクロム金属床を30秒間研磨したサーモグラフィー画像です。


相当熱くなってます。接触部は60度を超えています。・・・普通こんなもんですね。
このまま研磨を続けると天井知らずに温度上昇しますので、シリコンポイントの場合は冷却しなければ持続して研磨するのは難しいですね。
次に、新研磨法で30秒間同じように研磨しました。これもビッグポイント型を使用しました。

なんじゃこりゃ?というくらい熱が出ていません。一緒に写りこんでいる手指より少し高い程度でせいぜい38度くらいですね。
にわかには信じられない結果でしたので、60秒間研磨してみました。


1分間磨いて接触部にようやく黄色の部分が出てきました。せいぜい45度位でしょうか。驚いた事に、この研磨法では持続して研磨しても、これ以上はあまり温度が上がらないんですよね。これなら研磨を途切れることなく行うことができます。
それでいて粗めのシリコンポイントを上回るほどの研磨効率なので、開発者としてはかなり画期的なんじゃないかと思ってるんですが・・・。

現在、何件かの歯科技工所様でモニタリングをお願いしている状況ですが、継続して使用されており好感触を得ています。
普通、研磨材のサンプルをもらう機会は多くても、継続使用する事ってあまりないと思うんですけどね、僕は。

さてさて、また遅くなってきました。続きはまた次回に。
動画のアップも予定していますので、乞うご期待を。



EVANSPRO Dental Laboratory







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