本当に久しぶりの投稿です。
大分前の記事なんですが、憶えておられるでしょうか?
明けましておめでとうございます(笑) - 株式会社エヴァンスプロ
いやいや、随分長いあいだ更新が止まってました。当ラボは健在でございます(´Д`;)なんかもう、年末からずっとバタバタでして。。。...
明けましておめでとうございます(笑) - 株式会社エヴァンスプロ
その研磨材が今年7月、(株)カム・ネッツ様より発売されました。
とにかく研磨しづらい素材に対して無類の効果を誇る研磨材です。一見するとルージュなんですが、特殊な配合によるこれまでにない使用法と効率の高さが特徴で、現在コバルトクロム合金、CAD/CAM冠などのハイブリッド、ジルコニアに対する高い効果が確認できています。
この研磨材、(株)カム・ネッツ「CNクイックシャイン」はルージュ研磨材ですが、最終研磨に用いるのではなく、やや粗目のシリコンポイントに相当するまったく新しい中間研磨材です。
特徴としては、1、非常に研削力が高い。2、熱がほとんど発生せず作業が途切れない。3.研磨エリアが広くシリコンポイントよりも広い面積が一度に磨ける。4、粉塵が非常に少ない。というところです。単なる謳い文句ではなくお使いになればどなたもすぐ実感できます。
当初はコバルトクロム合金用と考えていたのですがCAD/CAM冠にも効果があることが分かり、その後ジルコニアにも使えることが分かりました。
この研磨材は使用法が大きな特徴で、コバルトクロム合金などの硬質金属に対しては専用のペーパーコーンに付着させて低速回転で使用します。ペーパーコーンは柔軟でサイズも豊富ですので、クラスプの内面やマイナーコネクターの立上り部分もしっかり研磨できます。
アズキャスト面がきれいならそのまま本商品で艶出し手前の中間仕上げまで進められますし、ヒートレス等による処理面からいきなりこの研磨法でもOKです。
ジルコニアについても同じ使用法ですが、先に表面を慣らしておく必要があります。現在、(株)カム・ネッツ様と前処理用のポイントを検討していますが、今は試作段階のポイントを試しているところです。
高価なジルコニア専用のシリコンポイントと同程度の仕上がりと効率となり、大きなコストダウンになります。
CAD/CAM冠などハイブリッド素材の研磨時はコバルトクロム合金やジルコニアとは異なり、ロビンソンブラシに本商品を付着させて研磨します。(株)カム・ネッツ様がCAD/CAM冠ブロックのカタログで研磨に推奨されるほどですから、その効果の大きさはお分り頂けると思います。ハイブリッドは研磨が難しいですからね。
何しろ、これまでに類のない研磨材ですのでぜひ一度お試し頂きたいと思います。本商品が末永くお使い頂けるものとなることを願っております。
最後に、弊社の提案をお聞き下さいました(株)カム・ネッツの代表取締役・前田様、同部長の阿部様、営業担当の岩見様のご厚意に深く感謝申し上げます。