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カルテル断てぬ部品業界の罪

2011年07月29日 | 気になるニュース?

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日経より引用

日本精工、NTN、ジェイテクト、不二越の軸受け(ベアリング)4社が今週、価格カルテルを結んだ疑いがあるとして独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で公正取引委員会の強制調査を受けた。
4社合計の国内シェアは8割を超す。4千億円に上る市場で競争がゆがめられていたとしたら深刻だ。調査を受けた4社は販売店などに配る「定価表」を事前に交換し合い、綿密に調整しながら値上げ幅を決めていたとされる。役員クラスが長期間にわたり、直接的に関与していた疑いも持たれている。
これらが事実なら、順法意識に欠ける極めて悪質な行為である。ベアリングは自動車や家電、産業機械など、幅広い製品で使われる基本的な工業部品だ。市場シェアが合計で8割以上を占める大手企業が価格カルテルを結べば値上げは容易であり、その分は巡り巡って消費者にしわ寄せが行くことになる。ベアリングの原材料となる鋼材の価格は、2004年ごろから中国の建設ラッシュなどもあり高騰した。
だが、リーマン・ショックなどで景気が低迷し、原材料価格が下落した後も4社は値下げをしなかった。公取委は今月、電線・ケーブルでも矢崎総業などに総額約62億円の追徴金を課した。また、デンソーなど7社を立ち入り検査したばかりだ。海外では米連邦捜査局(FBI)が同社などの捜査を進めている。いずれも部品分野での価格カルテルである。鋼材など原材料の値上がりと、主な販売先である自動車メーカーからの値下げ圧力の板挟みとなり、利益を確保するために違法行為に走ったようだ。対抗してきた。部品業界は日本の製造業の競争力の源泉でもある。
日本の成長力を維持するためにもさらに技術や経営モデルの発展が期待される分野だ。利益が上がらない構造的な原因があるなら企業再編や技術開発を含めた経営革新で壁を乗りこえるのが企業の責務だ。カルテルはその場しのぎの現実逃避にすぎない。談合体質を断ち切り、健全な競争環境を早急につくらなければならない。

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ニュースをてろてろと流し読みしていたら、少し影響のある記事やね。

「利益があがらないならば、企業再編や技術開発を含めた経営刷新で乗り越えなければならない」

なかなかグサっとくる内容やね。。。

特にベアリングなんかは、規格品やけん、割にどのメーカーでも全然問題ないのがタマにキズか。

特殊に高速回転なんかも、自動車用にあるみたいやけど、なかなかね。

規格品だとしても、経営刷新でなんとかしなさい、というのも乱暴な気もするけれど、

まぁ、それが自由主義なんだから仕方ないか。


これで今後は一層荒波になるんかなぁ。

不用意な攻めは命取りやね。

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