バカジャージ

バカ。奈良在住。酒に弱い。一応社会人。30歳。オス。バカ。嫁、娘(201107誕生)の3人住まい。

アメフトのプレー解説(フェイク・フィールドゴール)[2004season week9 NE@STL]

2005年03月06日 03時40分09秒 | NFL
前回の記事を見た上で、この記事を読むことをオススメします。

さらに自分がヘッドコーチだとして、頭のなかでシミュレーションしながら
記事を読むとさらに面白いかもしれません。

さあ、あなたがヘッドコーチだとして、
あなたのチームが以下のような状況に置かれた場合、
どういうプレーを指示しますか?

「自チームが6点リード。まだ第3クォーター中盤。
オフェンスが相手陣残り4ヤードまで進んだものの、
3回の攻撃で10ヤード進めず、4回目の攻撃になってしまった。」


ええ。もちろん模範解答はありますよ。
普通なら、ここでフィールドゴールを狙います。
とにかくリードを広げるのが最も現実的ですから。

・・・普通ならね。

今回はその例外となったプレーの紹介。
この記事を前から書きたかったのです。

それはさておき、2004-2005シーズンのweek9、
僕の好きなニューイングランドペイトリオッツ(NE)対セントルイスラムズ(STL)の試合中、
上のような状況になりました。(NEがオフェンス側)

ここでNEはこういうポジションにつきました。

黒:NE 白:STL 青:エンドゾーンです。

・・・一応、フィールドゴールの陣形ですけど・・・

・・・なんか、変じゃないですか?
両チーム11人ずつ選手を出すんですけど・・・・。

・・・NE側は1人足りないんですよ、実は。




じゃあ、あと1人は何処に行ったのかというと・・・。


なんだか変な位置に居ますよね。実際はもっと離れていました。
相手チームに気付かれないようにです。





・・・で、このポジションから何をしでかしたのか!

それは(かなり見づらいけれど)動画で!
NEのKの背番号は4番です。


解説をすると・・・。

1.上図のように選手が配置(セット)する。

2.Kが足場を確認した後、助走位置まで数歩下がらない。

3.しゃがんでいるHがセンターに合図し、センターがスナップ、
   
   Kがボールを受け取る。
  
   (センターのスナップによってプレーは始まることは前述)



4.Kが左サイドへパス!!!!



5.WRがパスを受け取り、歩いてエンドゾーンへ。



6.タッチダウン!!!



・・・という、キッカーがパスを投げるという、
今シーズン通じておそらく#1のイカサマ戦術の話でした。

いやー、本当にこの時はだまされましたよ。
TVで観てた俺はもちろん、観客もそうだろうし、
現地のアメリカの実況も、パスを投げた瞬間、
「Oh! It's a fake!!」
って明らかに虚をつかれた声で叫んでましたからね。(笑)




あ、写真に家の電話やらカレンダーやらが写ってますねぇ。
まぁ、いいや。

ふう、書き終えた。満足しました。


英語がわかる方はこちらでもよいかと。

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