バカジャージ

バカ。奈良在住。酒に弱い。一応社会人。30歳。オス。バカ。嫁、娘(201107誕生)の3人住まい。

アメフトのポジション解説(2)フィールドゴール編

2005年03月04日 02時49分03秒 | NFL
今日はフィールドゴールの話をば。

試合中、オフェンス側が敵陣エンドゾーン迄残り20、30ヤード以内というところまで近づいたものの、
3回の攻撃で10ヤード進めなかった場合、
フィールドゴールを狙うのが定石です。

フィールドゴールでは3点しか得点されませんが、
両チームのディフェンスがよく機能していて、試合が拮抗している場合、
フィールドゴールによる3点は非常に貴重な得点源です。

試合終盤になって残り試合時間2分を切ったころになると、
負けているチームはどうしても焦り勝ちになり、プレイが雑になることもありますから、
少しでもリードしていることは重要なのです。

以下にフィールドゴール時の大体の陣形を書きます。

前回と同様、黒:オフェンス 白:ディフェンス となっています。
プレーに干渉しないプレイヤーに関しては、特にポジション名を付けていません。
オフェンスはほぼこの陣形ですが、ディフェンスはもっと後ろに人数をかけるチームもあります。
まぁしかし、99%プレーには関係のない選手なので、その話は必要ないでしょう。

ここで、前回のポジション解説時には居なかった、「K」と「H」がいることに気がつくかと思います。

まずその2選手のポジション名と役割について。

K(キッカー):文字通りボールを蹴る専門の選手。キックオフ時もこの選手が蹴ることが多い。試合時間残り2秒という状況で蹴る場合もあり、何事にも動じない強い精神力と、機械のように精密なキックが必要とされるポジション。「仕事人」という表現が一番あっているように思われる。
H(ホルダー):センターからスナップされたボールを受け取り、Kが蹴りやすいように地面にボールを置く選手。言葉で表現するとこれほど簡単な仕事はないと思われるが、この選手がボールをしっかり掴めなければ、Kもボールを蹴ることが出来ない。ひいてはフィールドゴールが失敗することになり、それが元で試合に負けることも十分考えられる。

つまりは2人共失敗が許されないポジションなのです。

このような特殊な仕事(ざっと挙げると、フィールドゴール、キックオフ、キックオフリターン、パント、パントリターン)をこなす選手達をスペシャルチームといいます。

スペシャルチームの出来が試合を左右する、とまで言われる位ですから、
これらの選手がいかにチームにとって重宝されているかお分かりかと思います。

と、いうのがポジションの解説です。

では実際のフィールドゴールの流れはというと、

1.上図のように選手が配置(セット)する。
2.Kが足場を確認した後、助走位置まで数歩下がる。
3.しゃがんでいるHがセンターに合図し、センターがスナップ、Hがボールを受け取る。
  (センターのスナップによってプレーは始まることは前述)
4.Hが地面にボールを置く。
5.Kが地面に置かれたボールを蹴る。
6.2本の黄色のポールの間をボールが通過すればフィールドゴール成功。3点が追加される。

という感じですね。


では何故、今回わざわざフィールドゴールの流れを解説したのか!



それは、次回わかります!

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2 コメント

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なぜ次回!!! (モリイソラ)
2005-03-04 23:52:39
えー、次回~?

もったいぶらずに今回教えてくれー!!



なんで”スペシャルチーム”って言うんだろう、って

疑問でしたが なるほど!

キックオフリターンがまずいと「よし、これから反撃!」

という気勢がそがれてガックシきますよね。

確かにスペシャルな仕事ですね。

ん?相手が得点したあとキックされたボールを

キャッチしたりそのまま走ったり取らずに見逃したり

するプレイがキックオフリターンですよね??

違う??
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一遍に書くにはあまりに長い内容になってしまうからっす。 (eu-gd)
2005-03-05 10:08:18
そうですね。得点した側がキックオフ時の蹴る側になり、それをリターンするのがキックオフリターンです。



キックオフリターン時はリターナーがボールを持って走るわけですが、全速力で走るリターナーを止めるため、ディフェンスがこちらも全速力で止めにかかります。



その時の激しいタックルは見ものですよ~。
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