日常の中の恐怖小説

世の中には不思議な事件がよく起こります。ニュース記事の字面だけを読んでも状況や事情が上手く飲み込めないケースがあります。下の記事なんかはその典型でしょう。

自分なりに想像すると、この男性は自宅に居る時間が少なく専ら睡眠を取るためにだけ家に居る人か。よほど迂闊で無頓着な人物なのか、その辺は分かりません。しかし江戸川乱歩の「人間椅子」を思い出す恐怖感はある事件です。

知らない女、天袋に住み着く!?　住居侵入容疑で逮捕　粕屋署

5月29日7時7分配信 西日本新聞

押し入れの中に、見ず知らずの女が住み着いていた!?　福岡県警粕屋署は２８日、同県志免町の男性（５７）宅に忍び込んだとして、住居侵入の現行犯として住所不定、無職堀川タツ子容疑者（５８）を逮捕した。押し入れ内の天袋にマットレスを持ち込み、生活までしていたという。 　同署によると、男性は１人暮らし。以前から家の食べ物がたびたびなくなることを不審に思い、人影に反応すると画像が携帯電話にメールで送られる仕組みの警報装置と監視カメラを室内に設置。この日午後２時すぎに外出すると、十数分後に不審者が写った画像を受信した。男性の１１０番通報で署員が駆け付け、天袋に隠れていた堀川容疑者を発見。午後３時１０分ごろ現行犯として逮捕したという。いつから、なぜ住み始めたのか調べている。 ＝2008/05/29付 西日本新聞朝刊＝