大阪の景勝地として最も手近な印象があります。と言うのも子供の頃、町内会や小学校の遠足で度々訪れたのがここ箕面でした。
一番の想いでは、やはりあの性質の悪いサル共です。とにかく酷かった。これは最近知った事ですが、奴等は大人と子供の区別がつくらしい。私たち子供のリュックを狙って傍若無人の振る舞いでした。今も変わらないのでしょう。
箕面は自然が豊富で都会では見られない昆虫も沢山いました。カラスアゲハやジャノメ蝶を初めて見たのもここでした。特に感動したのがヤママユガです。これは特大の蛾で、小学生の頃図鑑だけで知っていた虫です。こいつが大量にいたのに驚きました。今なら気持ち悪いだけですが・・・
町内会の日帰り旅行で行った時の事です。箕面の滝に続く道にはセメントの偽木で作った柵が設えてありました。季節は少し蒸し暑い夏だったでしょう。偽木のあちこちにカタツムリが這い出しています。
私は父親に並んで歩いていました。父親はその偽木の柵の方を私は反対にある店の側を歩きました。私は店で揚げてる紅葉揚げばかりに気が向いていました。そんな時ふと父親を見ると歩きながら時々柵に触って何かしています。
不思議に思い注意して見てると、なんと彼は偽木に張り付くカタツムリを大きな親指で一つ一つ潰しているではありませんか。ブチュブチュと音がします。まるで今のプチプチみたいな感覚でした。気色悪かったのを憶えています。
そんな時も私の心はズラリと並ぶお店で売られる紅葉揚げでした。母親には当然、父親にも食べたいと言いました。あっさりと却下されました。大人の目からはお金を支払ってまでも食べる意味は無い物と映っていたようです。その感覚は今の私なら納得できます。
しかし夜店の怪しげな駄菓子と同様で分別の無い子供にはとても魅力的な食べ物でした。以下のサイトで40年ぶりに思い出しました。こうして見るとやっぱり一度は食べてみたいと思えてきました。
http://www.hisakuni.net/what.htm
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