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仙台城下町”辻標”八十八か所巡り⑮「霊屋下/瑞鳳寺前丁」天龍閣跡地に結婚式場?

2023年11月06日 | 仙台城下辻標八十八か所巡り

47番辻標「霊屋下(おたまやした)/瑞鳳寺前丁(ずいほうじまえちょう)」は、

ご存じ伊達政宗の霊廟「瑞鳳殿」の入り口に設置されています。

「霊屋下」は、霊屋丁ともいい、仙台開府当初は、広瀬川の流水を利用する

染師が住んでいましたが、霊屋(瑞鳳殿)造営で南染師町に移され、

御小人衆が警衛のため配置されました。

「瑞鳳寺前丁」は、政宗公追遠のため、寛永13年(1636年)に

創建された瑞鳳寺の門前町です。一帯が経ヶ峰で政宗の瑞鳳殿はじめ

感仙殿、善応殿ほか二代の藩主の墓所があります。

坂を上りきる途中に瑞鳳寺があります。

瑞鳳寺の向かい側の奥に、かつて旅館「ラドン温泉旅館天龍閣」がありましたが、

コロナ禍による経営難のため2021年11月末に閉館しました。

広瀬川の清流を眼下に伊達政宗公が眠る瑞鳳殿の杉木立に囲まれた旅館。

「天龍閣」という旅館名は、独眼竜政宗にあやかって付けられたといいます。

「天龍閣」はどうなっているのか気になっていたところ、すでに解体され、

新しい建物の工事中でした。

建築主の「ノバレーゼ」は、本社が東京銀座にあり、 婚礼プロデュース部門・

婚礼衣裳部門・レストラン部門などの総合ブライダル企業です。

仮称とある「青龍荘」の名称は、青葉城、そして”独眼竜”伊達政宗に機縁するのかもしれません。

歴史ある風光明媚な場所に、結婚式場そしてレストランが誕生?

完成が来年6月末、オープンはちょうど一年後の今頃。楽しみですね。

瑞鳳殿の近くに、ありそうでなかった結婚式場とレストランができれば、

抜群のロケーションですので、さらに人気スポットになりそうですね。

参考資料・引用

「辻標」 仙台市文化財パンフレット第三十五集 編集発行 仙台市教育委員会文化財課

「仙台城下の町名由来と町割」定価1,500円(税別) 著者 古田義弘 発行所 本の森

 

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