なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

「オペレーション・フォーチュン」

2023-10-15 07:03:56 | 趣味

久々に映画館で映画を観た。

「オペレーション・フォーチュン」

もう、2年くらい前から日本劇場公開されるされると言われながら

ようやく実現した映画だ。

 

たまたま夫が近くのシネコン検索していた時に見つけてくれた

ありがたや。

 

何故感謝するかって?そりゃ私が35年来のヒューグラントのファンだからだ。

 

「モーリス」の美しさにやられた私。

そして、薄々気がついていたが「私好みの容姿はダメ男」。

 

私が好きなのは、垂れ目でノーブルで端正な顔。

やや齧歯目系?(歯が出ている訳ではないが雰囲気というか弱そうな感じ)

 

この35年間、期待通りに?私生活でも駄目さを露呈し続けた彼。

それが、もう、快感ですらある。

 

例えるなら、教養のある貴族が、退廃的生活を送りながら

そんな自分を冷笑しつつ、抜け出すこともできない気概と才気のなさ、

コレが私が好きな男なのだ!あ、勿論容姿が私好みなのが第一だけどね。

一言で言うならば「情けない男」だな。

 

そして、私が今まで知り合ったこの手の顔の男性は

全てダメ男であった・・・

実生活では危機管理能力が私の好みを上回るのか

アプローチされてもいくことは無かった。

自分の理性を褒めてあげたい・・・

 

でもね、実際に付き合わなければ、これほど好みの男性はいない訳で

それを思う存分堪能させてくれるのがヒューグラントな訳だ。

 

同じく、この人が出演したら必ず観に行く俳優は

ヒューとは真逆に位置するダニエルデイルイス。

(垂れ目系ノーブルは一緒だけれど、ダニエルは才気が顔に出てるからね)

彼も絶対に実生活一緒になったら苦労するタイプだろう。

 

好みの男は遠きにありて思うもの

 

あ、全然映画の感想になってないや。

閑話休題

 

ガイリッチー監督のスパイ映画である。

ヒューは「コードネームU・N・C・L・E」「ジェントルメン」にも出ている。

 

「コードネーム・・・」は私の年代ならおなじみの「ナポレオンソロ」のリメイク。

「ジェントルメン」ではヒューはゲイで狡猾な探偵で汚れ役(最近多いな)だったので

今回も、情けない役どころかなぁと期待?していのだが

悪役は悪役だが意外に大物だった・・・そして、それが似合っていた

スレンダーだった彼も、背中に肉が付き、貫禄が出てきたからかしらん。

 

映画自体は、スパイ映画である。「コードネーム・・・」と近い感じだが

今回はリメイクではないので、最初に人物を知っているお約束がない分

どこまで入り込めるかがポイント。

 

主人公はいるのだが、結構、視点が分散していて、登場人物が多く

ちょっとした群像劇っぽい感じで、今までも同じような印象があるので

これは監督の特徴なのかな?とも思う。

 

そして、とにかくテンポが速い。

思わせぶりな視線、キャラクター設定の濃さ(脇役に至るまで)、

アクションシーンも悪役だけが傷つくというパターンが確立されていて

アクションも、流れの一つになっている。

 

この速さについていけるかどうかも楽しめるか否かの分かれ道かもしれないな。

監督は私より1つ下らしいので、同年代。

まだまだ、現役、ついていかねば~

 

スパイ映画としては、ドキドキ感は少なめだったけれど(何せ主人公側が上手くいきすぎ)

その分、キャラクターに注視できて、これはこれで面白かった。