なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

仕事スタイル

2023-10-02 07:19:09 | 仕事

今日は、久々にプロットやキャラクター作りをした。

 

今回は、簡単な(状況によってはガッツリ)監修を入れるので

その人とLINEで話し合いながら肉付けしていった。

 

さて、世の漫画家さん達は、こういう時どういう姿勢なのだろう?とフト疑問。

 

私は、ベッドカバーをかけた布団でゴロゴロしながら、が基本。

横になったり仰向けになったりしながら考え、

思いついたら腹ばいの姿勢になり

落書き帳にキャラを描いたり、気になるワードや筋を書き散らす。

 

その後、大学ノートを定規で四分割にした物に、簡単なネームと流れを描いて

落書き帳1枚ずつ、コマ割ってネームを入れていく。

それを編集に見せてGOなら本番へ、というやり方だ。

この大学ノートの時は布団と机半々、編集に見せる段階の最終ネームは机だ。

 

私がアシをしていた大御所の先生も同じようにベッド上で作っていたが

私と違うのは、落書き帳に手で四分割してネームを入れて編集へ、だった。

 

しかも、大抵、ネームが終わったら作画も終わる頃という・・・

つまり作画とネームが同時進行で、ネームがやや早いくらいという訳だ。

凄いときはネームが決まっていないのに作画が始まる場合もある。

その時は、大ゴマの宮殿とかが多い。

多分、アシがやること無くて手持ち無沙汰だからだと思うけれど。

これは、長年実績のある大御所だから許される技であろう。

ボツ(や書き直し)がないという事でもある。

 

この方式は漫画家にとっては理想の形だけれど

段々、まずい方向になった時にも、

そのまま掲載しないといけないリスクもある。

私がアシしていた先生は今も現役バリバリで、内容も問題無いが

他の先生は、絵といい内容といいこれは・・・と思う方もいる。

でも、今までの功績を考えると編集側も言えないんだろうなぁ。

 

絵が古いだのは、固定ファンもいるので良いと思うが

明らかに劣化している場合は長年のファンも辛いものだ。

せめてストーリーが良ければ、と・・・

まぁ、それなりに売れていれば、と編集側も割り切っているのかも。

 

ここまで書いてきて思ったのだが

腹ばいになって好きな事を描く・・・というのは

子どもの頃と同じなのだという事。

 

アラ還になっても、そこは変わらないんだなぁ・・・