私、このたび50年の時を経て「ちゃお」を購入した。
付録と特集が「マツケン」だったからだ。
別に松平健のファンではない・・・「暴れん坊将軍」リアルタイム視聴年代で
当時、白馬に乗った上様をカッコイイと思っていたけれど
私の世代なら、松平健自身というよりも、役柄が好きだったという人が多いだろう。
(当たり役がある人ならではかな)
ずっと、松平健といえば、吉宗か「王様と私」のイメージだったので
マツケンサンバで再ブレークした時はビックリした。
今年の夏、再々ブレーク?中らしく、渋谷のコンセプトカフェに行ってしまった。
きっかけは、友人が「こんなのあるよ~」と面白そうだから、と誘ってくれたからだ。
で、蓋を開けたら、土地柄もあって若い人ばっかり。
我々「ガチ勢」?と思われたかも・・・
今回の「ちゃお」登場のニュースを知り、カフェに一緒に行った親友2人(同じ歳)に
こんなん売ってるよ~とLINEしたら、ウケたので、つい、購入してしまった。
シャレ感覚として私の世代にはウケそうなんだけれど
現役「ちゃおっ娘」さん達は、どう受け止めたのかしらん?
「ちゃお」といえば、小学生女子漫画雑誌の三大誌の1つである。
実は、私の年代だと、ちょっと後発なので、そんなに人気がなかった。
実家で、コンスタントに漫画雑誌を買って貰うようになったのは
「なかよし」で「キャンディキャンディ」が連載されブームになった頃。
私が「なかよし」を買って貰う事になったので
4つ上の姉が「りぼん」を買って貰い、互いに交換して読むという形だった。
「ちゃお」の創刊は、この2誌に比べて遅く、
正直、安定した人気漫画のある2誌に比べ、まだ、獲得中という感じだった。
一応1回買って貰ったのだが、ターゲットが小学生でも低学年かな?という感じで
当時、「りぼん」が小学校高学年~中学生向け
「なかよし」が小学校全般(とはいえ3年生からくらい)が読んでいたので
「ちゃお」はその2誌に被らないように少し年齢層を下げたのかな?とも思う。
そんな訳で、当時の私には自分より小さい子が読む雑誌扱いだった。
まぁ、大抵、漫画雑誌は、等身大以上の設定物を好むのでね・・・
しかし、月日は流れ、いつの間にか「ちゃお」が三誌の頂点に!
久々に手に取ると、何というか、漫画雑誌というよりも
総合雑誌といった感じだった。
勿論、漫画がメインに掲載されているが、付録も豪華、
後はカラー頁が漫画ではなくて、ファッション誌などと同様の内容だったり、
男性アイドルのグラビアやインタビューなどもあり、
カラーが漫画だったり、漫画以外でも、漫画とコラボした読み物だったりした
私が知っている二誌の昔とは全然違っていた。
確かに、子供の頃何冊も買って貰えないだろうから
漫画雑誌で、オシャレや芸能情報や小物なども手に入るなら
そりゃ選ぶわな・・・
ただ、私みたいにヲタ・・・もとい、漫画だけが良いと思っている人間は
付属よりも漫画のカラー頁や漫画家さん情報だけの方が
当時も有り難かったと思う。(付録もそんなに興味なかった)
でも、姉なんかは、「りぼん」の付録が大好きだったりしたので
姉だったら、今の紙面作りの方が楽しめたかもしれない。
そう考えると、世間の流行も取り入れた「マツケン」も
現在の「ちゃおっ娘」さん達には、特に抵抗なく楽しめるのかも。