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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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今日の夕食(@サントモ)

2018年09月30日 | 食べ歩き


今日は曇り時々雨。未明に降っていた雨は朝になって一旦止んだ。上空には雲が南から北に向かってすごい勢いで流れていて、雲の合間から青空も見える。今朝の気温は26℃で湿度がかなり高く、上空に見える月が朧に見えた。
今朝は5時に目を覚ました。朝、熱いコーヒーを飲みたいと思ったのだが、お湯が無いので、持参したスティックコーヒーが飲めない。自販機にも温かい缶コーヒーが無く、モーニングコーヒーが飲めない。なんとも不自由な環境である。

7時頃になって朝食を急いで済ませると、身支度を整えて外出。迎えに来た車に乗って出先の事務所に行って、業務に就いた。
日中は雲の合間から日が射したかと思えば、雨が降ったりとめまぐるしく天候が変わり、妙な空模様となった。昼間の最高気温は27℃で湿度が高く、かなり蒸し暑い陽気である。

仕事は夕方に終了した。外は雨は止んでいたが、猛烈な南風が吹いている。事務所からペンションまで三宅島一周道路を走っていくのだが、海岸に打ち付ける波しぶきが高く舞い上がっているのがみえた。だいぶ海が荒れているようである。
宿に到着してひと風呂浴びて汗を流すと、夕食を食べることにした。宿の食堂に行って、指定されたテーブル席に腰を下ろす。食堂内で食事をしている客は自分以外に2人組の男性だけ。この台風でキャンセルが相次いだらしい。ちょっと寂しい感じがする。

今日の夕食は「メジナの塩焼き」「メダイのカルパッチョ」「ジンガサガイ」「タコとキュウリの酢の物」「天ぷら」に「シイタケのお吸い物」が付いた。ご飯は昨日と同様にセルフサービスとなっているが、今日はお椀はテーブルまで運ばれてきた。ご飯を茶碗に盛り、席まで運ぶ。


今日は三宅島出張最後の夕食である。昨日、飲んだときに残った焼酎「三宅島焼酎 雄山一(おやまいち)」のボトルを出してもらうことにした。水割りで飲むことにして水と氷も出してもらう。グラスに氷を落とし、ミネラルウォーターを適量注いで、その上から焼酎を入れる。


まずはグラスを持ち上げて、独り乾杯。仕事を終えた後の1杯は格別であるが、しかも風呂上がりということもあって、冷たい水割りは一層美味しい。「三宅島焼酎 雄山一」は麦焼酎で、すっきりとした飲み口である。どんな料理にも合う。


焼酎の水割りを飲みながら「天ぷら」を食べることにした。


天ぷらは明日葉とナスの天ぷらが1個ずつと野菜のかき揚げが2個皿に載せられている。野菜のかき揚げはネギとニンジン、明日葉が入っている。皿にはだいこんおろしが添えられている。


天ぷらはポン酢に浸けて食べる。


ポン酢にだいこんおろしを入れて、天ぷらを浸け、口に運ぶ。サクサクとした衣の天ぷらは軽い食感で美味しい。明日葉の天ぷらは独特の味と香りが、食欲をそそる。ナスの天ぷらはジューシーな味わいでボリュームがあり、美味かった。野菜のかき揚げはネギのジューシーな味わいにニンジンのボリューム感が加わって美味しい。天ぷらをひたすら食べながら、水割りを飲んだ。
天ぷらが無くなると、今度は「タコとキュウリの酢の物」を食べる事にした。「タコとキュウリの酢の物」は大きめにカットしたタコとキュウリに島レモンのカットを入れている。さっぱりとした味わいにタコの旨みが口の中に広がった。これがまた実に焼酎と合う。酢の物を口に放り込みながら、焼酎を飲んだ。


次は「メジナの塩焼き」である。「メジナの塩焼き」は明日葉を敷いた上にメジナを丸ごと塩焼きにしたものを載せ、島レモンが添えてある。島レモンを搾り、箸で身をほぐしながら口に運ぶ。


肉厚のメジナはホクホクとした白身の魚の味わいで美味い。骨が多く、硬いので、注意深く食べた。
塩焼きが無くなる頃には、焼酎の瓶も空になってしまった。そこで、〆にご飯を食べる。

まずはお吸い物を飲む事にした。「シイタケのお吸い物」にはスライスしたシイタケの他に水菜が入っている。お吸い物はすっかり冷めてしまったが、それでもシイタケの旨みが汁に染み出していて美味しい。水菜のシャキシャキとした食感がアクセントになっている。


続いて「メダイのカルパッチョ」でご飯を食べる。「メダイのカルパッチョ」はニンジンとダイコンの千切りに水菜が混ぜ合わせて盛られた上にメダイの切り身が載せられて、ピンクペッパーがちりばめられ、ドレッシングがかけられている。


メダイをご飯の上に載せてメダイとともにご飯をほおばる。メダイはもちもちとした食感で厚みがあって、ボリューム感がある。くせが無いその身は甘みと上品な旨みがあって、ご飯も進む。メダイを食べてしまうと、残りの野菜はそのままサラダとして食べてしまった。
ここで、「ジンガサガイ」を食べる。「ジンガサガイ」はネギと一緒に味噌炒めにして出された。コリコリとした食感のジンガサガイは淡泊ながらも美味しい。


最後に「肉じゃが」を食べる。肉じゃがにはジャガイモの他に豚肉、ニンジン、たまねぎ、しらたきが入っている。ジャガイモは大きめにカットされていて、ボリューム感があり美味しい。肉の旨みが染み出した肉じゃがは食べ応えがあって美味しかった。


「肉じゃが」でご飯が無くなった。焼酎を飲み過ぎたのか、もうお腹もいっぱいである。最後にお椀に残ったお吸い物を飲み干して完食。美味かった。満足である。
ちょっと飲み過ぎた気分もあり、厨房のカウンターに行って、熱い緑茶を湯飲みに入れると、それを飲みながら外を眺めた。雨はそれほど降ってはいないようだが、猛烈な風が吹き荒れている。窓ガラスが音を立てて軋んでいた。

お茶を飲み干すと、席を立って部屋に戻る。歯を磨くと、早々に布団に入ることにした。

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三宅島めぐり(富賀神社→御笏神社)

2018年09月29日 | おでかけ


今日は曇り後雨。今朝は上空にどんよりとした厚い雲が広がっていて、日射しの無い空模様である。気温は23℃で湿度が高く、空気がシメシメと感じられた。
今朝は7時位に目を覚ました。本当は6時くらいに起きるつもりだったのだが、うっかり寝過ごしてしまった。ペンションの朝食は朝7時からなので、急いで朝食を済ませると、身支度を整えて出かけることにした。

先週の内に三宅観光協会にレンタサイクルの予約をしていたが、今日は午後天気が悪くなるとのことで予約をキャンセルする。午前中は島内にある富賀神社御笏神社に参拝することにした。
富賀神社ペンションから30分ほど歩いた場所にある。都道である三宅島一周道路を歩いていくと、右手に鳥居が見えてくる。この鳥居の先は村道となっている。この村道を降りていくと、右手に富賀神社がある。


富賀神社は事代主命(ことしろぬしのみこと、三島大明神)、伊古奈比咩命(いこなひめのみこと、后)及び阿米津和気命(あめつわきのみこと、王子)の3人が祀られている。大国主命(おおくにぬしのみこと)を父とする事代主命は三宅島に渡って島の基盤を築いたと言われている。伊豆七島の総鎮守でもあり、静岡県三島神社発祥の地としても名高いとのこと。
現在の本殿・拝殿・神輿堂・参道については、台風や噴火の影響を受けて平成19年に修復が行われたものであるとのことである。

鳥居の手前左手の手水場で手と口を清めて、鳥居をくぐる。


参道を進むと、更に鳥居があって、鳥居をくぐると正面に本殿が見えてきた。


本殿の右手には神輿堂があるが、建物の中は空である。


まずは本殿で参拝する。本殿の裏手には境内社があり、右手には見目宮と剣宮が、左手には壬生宮と若宮という境内社が設けられている。本殿の裏側には更に階段が設けられていて、その頂には奥社が見えたが、階段には門扉が設けられていて、鍵がかかっているので、門扉の前で一礼して、本殿を後にした。
参道を元に戻って、村道に出ると、海岸の方に行くことにした。富賀神社の前に広がっている富賀浜を少し歩いてみる。


浜からは左手に御蔵島が見えている。


右手には新島の島影が見えた。


正面の岩は大野原島(三本岳)である。


この富賀浜の沖合には度重なる火山活動を反映して、大きなアーチやトンネルなどの複雑な海底地形が作られているとのことである。
富賀浜を後にすると、村道を歩いて再び三宅島一周道路に出た。ここから一旦、ペンションに戻ることにする。ペンションに到着する手前で、今崎海岸に出てみた。目の前には「メガネ岩」と呼ばれる大きな岩場がある。この今崎海岸を作った溶岩流を長年にわたって波が浸食し、大きな洞穴「海食洞(かいしょくどう)」を作った。その2つ並んだ姿から眼がね岩と呼ばれる名所になったとのことだが、メガネ岩の一方は1959年の伊勢湾台風で天井が落ちてしまったとのことである。


メガネ岩を後にして一旦、ペンションに戻る。ペンションのロビーで少し休憩をした後、村営バスに乗って今度は神着地区にある御笏神社に向かった。
御笏神社は境内を三宅島一周道路で分断されている。山側に面して鳥居があり、鳥居を鳥居をくぐると左手に祖霊社という建物がある。正面の階段を上ると本殿がある。


海側には階段があり、階段を下りると左手に島役所跡がある。


この島役所跡は島内唯一の茅葺き家屋で江戸後期の建物と推定されている。この島役所は島内の神社を統括する神官の壬生氏が居を構えた建物で東京都指定史跡にもなっている。現在は工事中で、この建物の主である宮司は隣の団地に住んでいる。
この島役所跡の前には「篤姫」ゆかりの蘇鉄が植えられている。説明文には「安政三年一二月(1856)薩摩の大名島津済彬公の息女敬子(養女で篤姫と呼ばれ、後に天璋院と号す)が十三代将軍徳川家定公に輿入れのおりはるばる国元から持参した盆栽であったが船が江戸に向かう途中、事故のために大久保浜に漂着しその時に植えられたと伝えられている記念樹で樹齢はおよそ百五十年余りをかぞえる。」とある。


島役所の正面には柏槇(びゃくしん)の巨木がそびえ立っている。この木は御笏神社が東郷の里から移った直後に植えられたと伝えられ、樹齢はおよそ470年を数えるとの事。昭和11年に東京府の天然記念物に指定されている東京では最大級の柏槇である。


最初に御朱印をもらうことにした。昨日の内に宮司さんの家に預けていた朱印帳を受け取りに、宮司さんの家に向かう。御朱印を頂いた朱印帳を受け取り、宮司さんの家を後にした。
いささか順序が逆になってしまったが、あらためて御笏神社を参拝する。一旦、三宅島一周道路から下に降りて、あらためて御笏神社の一の鳥居をくぐった。


島役所跡の前を通り、階段を登ると、三宅島一周道路を渡り、鳥居をくぐる。祖霊社脇の手水場で手と口を清めて、階段を上がり、本殿前に立った。


御笏神社は事代主命(ことしろぬしのみこと)の后、佐伎多麻比咩命(さきたまひめのみこと)が祀られている。御笏神社は延喜神名帳に記録されている式内社とのこと。


まずは本殿で参拝。境内は本殿に向かって右手に神輿堂と社務所が一体となった建物がある。左手に熊野神社、太子堂、宝刀比羅神社といった末社の他に2社の末社がある。


本殿の裏手には階段があって、その頂に奥社が見える。奥社に至る階段を上がろうとして、一陣の風が吹いた。なんだか奥社に参拝するのが恐れ多く思えて、奥社の階段の手前で二礼二拍手一礼すると、その場を後にした。


御笏神社の境内を出ると、事務所の方に連絡を取る。今日の午後は島内を案内していただけることになっている。しばらく待っていると、事務所の方が車で来たので、合流した。

( 三宅島めぐり(島内) に続く ) 

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三宅島めぐり(島内)

2018年09月29日 | おでかけ



( 三宅島めぐり(富賀神社→御笏神社) から続く )

午後は事務所の方に車で案内を頂きながら島内を視察することにした。最初に向かったのは島の北東部に位置する椎取神社である。この神社は佐伎多麻比咩命(さきたまひめのみこと)の第八子志理太宣命(しりたまのみこと)が祀られていて、別名志理太宣神社と呼ばれている。三宅島における神話発祥の地でもある。


この神社はシイノキ原生林に覆われていたが、2000年の噴火で島の北東部に大量の火山灰が降り注ぎ、大雨になると、水を含んだ火山灰が火山泥流となって斜面を流れてきたとのこと。更に、中腹の山肌を削って土砂を巻き込み、土石流となって山麓を襲ってきたため、泥流に鳥居と社殿が埋まってしまったとの事である。


本殿に進み、ここで参拝。


奥の院に進み、参拝する。奥の院は切り立った岩肌の下に安置されていて、自然のパワーを感じる事ができた。


椎取神社を後にすると、今度は三七山展望台に向かった。この前方に見える火山は1940年に噴火を起こした「ひょうたん山」で新東京百景にも選ばれている。


そして展望台のある場所は三七山の頂上である。昭和37年に割れ目噴火が起こり、溶岩は火口から約200mの高さにまで吹きあがったとのこと。このときの大量な噴石が積み重なってできた噴石丘は、高さ数十mにも達し、噴火の起こった年号から「三七山」と呼ばれたとのことである。
この三七山は火口から放出されるスコリア(ガスの抜けた穴が多数ある軽石のうち暗黒色のもの)や火山弾の積み重なりでできている。


次に向かったのはサタドー岬である。この岬から見える海岸は海面から約20mの高さでそびえる断崖絶壁である。海に流れ込んだ溶岩流が波によって削られ、現在のような姿になったと考えられるとのことである。ウミガメが見られるスポットでもある。
サタドー岬の左手には御蔵島が見えた。


次に向かった先は三宅島自然ふれあいセンター「アカコッコ館」である。この建物は三宅村営の自然観察施設である。館内に入り、展示スペースの説明を受ける。残念ながら 三宅島を代表する鳥として親しまれているアカコッコの姿を見る事ができなかったが、三宅島の特色ある自然を学ぶ事ができた。
このアカコッコ館の北側には大路池という島内で最も大きい淡水の池がある。アカコッコ館を後にすると、大路池に向かった。


富士箱根国立公園の特別保護地域に指定されている大路池は二千年も前に水蒸気爆発によって形成された火口湖で、村の簡易水道の貴重な水源として活用されている。周囲2.1kmある池は周囲を椎の木等の原生林に覆われ、野鳥の保護地区に指定されている。この池には「たいろ藻」と称する水草の固有種の繁殖地として知られているが、昭和58年10月の噴火の際に大量の降灰があり、今では絶滅の危機に瀕しているとのことである。


大路池を後にすると、今度は七島展望台に登った。この七島展望台は二男山と呼ばれ、古い時代の噴石丘の山頂にあたる。表面には赤く高温酸化した溶岩やスコリアが積み重なっている。


雄山中腹付近にある展望台は、天気が良い日は大島から南は八丈島まで伊豆諸島の島々を一望できる。
左手に御蔵島が見える。


右手に利島、新島が望めた。


七島展望台を後にして、大路池展望台を経て向かったのは火山体験遊歩道である。


昭和58年10月の噴火は高さ100m以上に溶岩が不羈だし、阿古地区の一部を飲み込んだ。阿古小中学校跡に押し寄せた溶岩流の上に設けられた遊歩道を歩いていると、自然の恐るべき脅威にただひたすらに目を見張るばかりである。


火山体験遊歩道を歩いた後、溶岩流に飲み込まれた阿古集落跡を望む場所に出た。


その後、三宅島郷土資料館を経て宿まで戻る。ペンションに着くまでは雨は降っていなかったが、夜になって雨が降り出してきた。
夜はペンションの食堂で関係者と軽く飲む機会を得た。

その後は風呂に入って、早々に布団に入った。

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三宅島出張(往路)

2018年09月28日 | おでかけ


今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっていて、久しぶりに朝日が眩しい。今朝はドアポストにビニル袋に入った朝刊が投函されていたので、雨が降ったのかと思ったが、雨は降った形跡は無かった。今朝の気温は13℃で、昨朝よりも冷え込んだ。湿度が高く、湿った空気が冷たく感じられた。
今日から3泊4日で三宅島に出張する。昨日荷造りをした荷物を持って、一旦、新宿の事務所に出勤した後、昼頃にタクシーで調布飛行場に向かった。


日中もよく晴れて、東の空に雲が浮かんでいるのが見えるものの、上空には青空が広がって、日射しが燦々と降り注いだ。昼間の最高気温は26℃で弱い北風が吹いていて、カラリとした暑さである。窓際にいると、太陽が照りつけて暑いくらいだった。
飛行機は定刻通り14時50分に調布飛行場を離陸した。


調布飛行場から三宅島までは正味35分のフライトである。


窓からはしばらくは東京から横浜にかけて町並みが広がっていたが、三浦半島を越えると、眼前に海が見えてきた。遠くには今朝、竹芝桟橋を出航したおがさわら丸らしい船影も見えている。
三宅島には定刻通り15時40分の到着となった。


空港からは傾いた日に照らされている雄山が見える。


三宅島空港には既に事務所から迎えの車が来ていたので、これに乗って事務所に向かった。事務所で簡単な打合せを行い、持参した荷物を金庫に保管する。
その合間に明日、参拝する予定の富賀神社御笏神社の御朱印を頂くため、宮司さんに電話で連絡をする。以前、三宅島に出張することが決まった際に、宮司さんに日程を伝えたところ、明日は予定があるとして、断られたからである。今日ならもらえるかと思ったが、今日は別の神社に行かれているとのことだった。しかし、宮司さんのご自宅にいらっしゃる家人に朱印帳を預けておけば、明日までに書いておいていただけるとので、さっそく、宮司さんの家に伺い、朱印帳を預けた。

事務所に戻って荷物をまとめると、車で投宿先のペンション「サントモ」に送ってもらった。宿に入ると、さっそくチェックインをした。


ペンションに着いたときには既に日は沈み、あたりは暗くなっていた。


ペンションは2食付きとなっており、夕食はペンションのレストランで食べる。夕食は18時半~となっていて、部屋に荷物を置いて少しゆっくりくつろぐと、すぐに食堂に入った。

( 今日の夕食(@サントモ) に続く )

夕食を食べた後は、カメラを持って、宿の向かいの駐車場に出てみた。上空には無数の星が煌めいていて、おもわず目を奪われる。


とりあえず、写真を撮ってはみたが、なかなか上手くは撮れない。
近くの海岸に出て空を眺めた。


東京ではおそらく見ることが出来ないであろう光景にしばらくは見とれてしまった。
その後、風呂に入って、部屋に戻る。今回の宿泊先の部屋は6畳1間でトイレ・風呂は共同となっている。タオルや歯ブラシなどのアメニティは無く、ちょっと素っ気ない。部屋にはテレビがあるが、まったく番組が映らず、しかし、だからといって、そのことを宿の人に訴える気も起きない。

特にやることはなかったので、部屋に布団を敷くと、眠くなったところで寝ることにした。

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今日の夕食(@サントモ)

2018年09月28日 | 食べ歩き



( 三宅島出張(往路) から続く )

ペンションの食堂に入ると、既にテーブルには部屋毎に料理が並べられている。
ご飯と味噌汁はセルフとなっており、厨房の前に鍋と炊飯器が置かれていて、そこで自由にご飯を器に盛った。


続いて味噌汁をお椀に注ぐ。味噌汁とご飯を指定されたテーブルに置いた。炊飯器の隣には湯呑みがあって、大きな急須とポットが置かれている。急須には緑茶のティーバッグが入っている。急須にお湯を注ぐと、湯呑みに緑茶を注ぎ、湯呑みをテーブルに運んだ。
いざ食べようとすると、店員が料理を1品運んで来たので、生ビールを注文する。生ビールはジョッキでもらうことにした。ちなみに、運ばれてきた料理はシイラのちゃんちゃん焼きである。


ビールが来たところで、まずは独り乾杯。既にビールの泡は消えてしまっているが、ひと仕事終えた後のビールは美味い。


料理は刺身と煮物、シイラのちゃんちゃん焼き、その他小鉢が3点ほど並んでいる。
刺身はダイコンのツマを盛った上に大葉を1枚敷き、キハダマグロの赤身が4切れとメダイが2切れ載せており、刻みネギをその上から振りかけている。刺身にはおろしわさびと島唐辛子が添えられている。


煮物はニンジン、糸こんにゃく、島産の椎茸を油揚げに詰めたきんちゃくと、オクラ、カボチャである。


小鉢の内、右端にあるのは「しただみ」という小さな巻き貝の壺焼きである。3個入ったしただみの壷にはポン酢が入っている。


中央の小鉢はシイラの玉子の煮たものである。


左端にあるのは島名産の明日葉にクラゲを和えたものである。


ビールを飲みながら小鉢をつつくことにする。まずは「しただみ」である。この小さい巻き貝には爪楊枝が添えられいる。貝の身は巻き貝の口に顔を出していて、これを爪楊枝でほじくり出すようにして食べる。身はコリコリとした食感で、サザエの壺焼きを思わせるような食感である。ただ、身は少なく、もう少し食べたい気分である。
次は「シイラの玉子煮」である。この玉子煮は癖はなく、意外に淡泊で美味しい。歯にまとわりつくような食感は白子を思わせる歯応えである。

明日葉とクラゲの和えたものはクラゲのコリコリとした食感に明日葉のしっかりとした食感がマッチしていて美味しい。明日葉というと、これまでに島の出張で食べた明日葉の天ぷらを思い出すが、今回の料理は明日葉の茎の部分が使われている。しっかりとした食感の明日葉にコリコリとした食感のクラゲが絡んで美味しい。ちょっと辛目の味付けで、ビールが進んだ。
小鉢3品を食べてしまうと、刺身を食べる。醤油小皿に醤油を垂らし、そこにおろしワサビと島唐辛子を移して、ワサビ醤油を作った。これにまずはキハダマグロを浸して、口に運ぶ。キハダマグロは小さめなカットだが、厚みがあって、もっちりとした食感に濃厚な味わいが口に広がる。なかなかボリュームがあって美味しい。メダイも厚みがあって、歯応えが楽しめる。もっちりとした食感と癖のない白身の魚の旨みが感じられて美味しい。

刺身を食べてしまうと、ダイコンのツマもワサビ醤油に浸けて食べてしまった。ダイコンのツマはしっかりとした歯応えを味わえるくらいに太めにカットされていて、食べ応えがあった。
刺身を食べてしまう頃にはビールのグラスも空になってしまった。ビールのお替わりをするか悩んだが、ここで残りの料理を酒の肴に飲んでしまうと、ご飯が食べられなくなる。ビールの追加オーダーは止めた。

味噌汁を飲む。味噌汁は三宅特産のハバノリにハンペンが浮かんでいる。ハバノリの旨みが染み出したような味噌汁は旨みがぎゅっと詰まっていて美味しい。ハンペンが味噌汁にボリューム感を与えている。


まずは煮物でご飯を食べることにした。巾着を綴じるのに使われている楊枝を外し、ご飯の上に移して食べる。よく味の染み込んだ油揚げの中に詰められた具がご飯の上に溢れ出て来た。油揚げにかぶりつきながらご飯をかきこむ。上品な旨みにご飯が進んだ。カボチャはホクホクとして甘く、オクラはシャキシャキとして美味しい。

ご飯を食べていると、店員が料理を運んできた。運ばれてきた料理は「メダイのフライ」である。こちらの料理は後で食べることにして、「シイラのチャンちゃん焼き」を食べることにした。
アルミホイルを開くと、刻んだニンジンとキャベツ、モヤシの上にシイラの切り身が載せられていて、味噌がトッピングされている。シイラは上質の白身できめ細かく、ジューシーな味わいで美味しい。よく味が染み込んでいて、この切り身1切れでご飯が更に進んだ。シイラの切り身を食べてしまうと、アルミホイルの上の野菜を汁ごとご飯に移して、かき込むようにして食べてしまった。


最後に「メダイのフライ」を食べる。2枚のフライの上にはタルタルソースがかけられていて、刻んだ明日葉がトッピングされている。フライにはミニトマトのカットが添えられている他、刻んだニンジンとちぎったサニーレタス、キャベツと水菜のカットを混ぜ合わせたものが盛られている。


メダイのフライはふっくらと芳醇な味わいで、柔らかく、ジューシーで美味しい。メダイのフライでご飯が無くなってしまった。最後に野菜類を食べてしまうと、お椀に残った味噌汁を飲み干して完食である。美味かった。
最後に湯呑みに残った緑茶を飲み干すと、食堂を出た。

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