今日は曇りのち晴れ。今朝は上空を厚い雲が覆っていて日差しが無く、薄暗い朝となった。朝の気温は2℃で北寄りの冷たい風が弱く吹いている。身に沁みるような寒さである。
日中は雲が多いものの、上空に青空が広がった。日射しが降り注いでいるが、昼間の最高気温は10℃に届かず、昨日と同様にこの時期らしい陽気となった。
今日はお昼を外で食べることにした。築地市場海幸橋門を出て築地波除神社の正面を東西に走る波除通りを西に歩いていく。建設中の中央区のにぎわい施設「築地魚河岸」を通り過ぎて更に歩いていくと、左手に場外市場の案内所のある千社額棟が見えてくる。この建物の中央付近にある総合案内所「ぷらっと築地」の隣に食事処「にっぽん漁港食堂」がある。今日はこの店に入店することにした。
東西に細長い千社額棟の中央には通路があって、波除通りから店に入ると通路の手前にカウンター席が5席と立ち席が1卓、2人掛けのテーブル席が2卓配されており、通路の奥の左手に厨房があって、その右手に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が2卓配されている。
店に入ると「どこの席に座っても良い」と言われて奥の4人掛けのテーブル席に座った。卓上には箸と紙おしぼりが入ったジョッキと醤油差し、メニューが置かれている。メニューを見て料理を注文する。
注文したのは「漬けまぐろ丼定食」である。シャリを大盛りにしてもらうことにした。
店員に「お茶とお冷やはセルフになっています」と言われて、厨房の脇に置かれているテーブルに近寄った。テーブルの上にはお茶の入ったポットと冷水の入ったポットが置かれていて、湯飲みとコップが並べられている。お茶を湯呑みに入れて、テーブルに戻った。お茶は熱いほうじ茶である。お茶の入った湯飲みを両手で持って暖をとりながら、お茶をすすった。
しばらくして、「漬けまぐろ丼」が運ばれてきた。味噌汁と総菜はセルフサービスとなっている。厨房脇の机の上に炊飯器と味噌汁の入った寸胴鍋、総菜が盛られた３種類の大皿が置かれており、傍らに置かれた皿や椀にセルフサービスで盛りつける。定食、ご飯セットの注文をした人はお替わり自由となっているとのことである。机の上には他に七味唐辛子が置かれていた。
本日の味噌汁は油揚げとネギ、ハクサイが入った味噌汁である。
お総菜はひじきの煮付けにマカロニサラダ、キュウリの浅漬けが用意されている。
ひじきの煮付けは中に蒟蒻と練り物が入っている。
マカロニサラダは細いマカロニにツナ、ニンジン、キュウリが入っている。
キュウリの浅漬けは厚めにカットされている。
３種類のお総菜を小鉢に入れて席に運んだ。
さっそく食べることにする。
まずは味噌汁を飲んだ。味噌汁はとろけるような食感のネギとハクサイが素材の甘みを出していて、優しい味わいである。温かい味噌汁は体が温まる。
続いて漬けまぐろ丼を食べる。漬けまぐろ丼は丼に酢飯を盛り、特製ダレに漬けた天然マグロを13切れほど敷き詰め、大葉を１枚敷いておろしワサビをのせ、白ごまを振りかけてある。
厚めにカットされたマグロはタレにたっぷりと漬けられて、艶々と光沢を放っている。丼に添えられたおろしワサビを小皿に待避させ、大葉を少しよけると、漬けマグロを１つ口に含んだ。マグロのもっちりとした食感に濃厚な味わいがタレによって引き立てられているかのようである。マグロは筋があるものもあれば無いものもある。大きさもまちまちだが、どれも美味しい。
漬けまぐろ丼を食べているとシャリが足りなくなってきた。店員に炊飯器からご飯を足しても良いか聞くと、「いいですよ」と言われたので、少々盛って、漬けマグロ丼を食べる。温かい白米とシャリではやはり漬けマグロ丼の味わい方が異なる。それまでの漬けマグロ丼の一体感が単純に温かいご飯の上に載せられた刺身といった風に感じられてしまうのである。
マグロを食べた後、残ったご飯を総菜で食べる。マカロニサラダを先に片づけてしまうと、続いてひじきとキュウリの浅漬けでご飯を食べる。お総菜はどれも美味しかったが、自分としてはひじきが美味しかった。ついついお替わりをしてしまったほどである。
ご飯も空になると味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満腹である。
厨房のカウンターで代金を払うと、店を出た。
食後は職場に戻り、午後は引き続き、仕事に取り組む。昼過ぎには上空の雲も次第に取れて青空が広がってきたが、気温は上がらず、次第に冷たく乾燥した空気を伴った北寄りの風が強く吹いてきた。
夜になって風は止んだが、ぐっと冷え込んだ。上空には澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いていた。
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