今日は雨のち晴れ。今朝は台風15号の通過に伴い、激しい雨と風に見舞われて、外は大荒れの天気となった。強い北風が吹いていて、雨が窓を叩きつけるように降っている。朝の気温は25℃で、かなり蒸し暑い陽気である。雨は６時半頃に上がった。
今朝はＪＲ各線を始め、鉄道各社の路線は軒並み午前８時頃まで運転見合わせとなった。昨日、職場から緊急連絡網で、無理をして出勤する必要は無いとの電話があったので、今朝はいつもと同じ時間に起床してはみたものの、インターネットやテレビで気象状況を確認しながら状況の推移を見守った。
とりあえず、このままでは電車が動いていないので、出勤はできないし、電車運転再開後に職場に向かっても定時には間に合わないので、今日は午前半休を取ることにした。職場に電話を入れてみると、隣の課の職員が電話に出た。さすがに、まだ出勤している職員は少ないようだ。
職場に電話を入れたところで、とりあえず、モーニングコーヒーを淹れ、インターネットの台風情報を確認する。中央線快速電車の運転見合わせは９時頃までと更新されていた。この様子だと、９時頃に駅に行っても、電車にすんなりと乗れないことが容易に想定できる。とはいえ、電車が混雑で遅れることも予想されるので、昼までに職場に到着できないかもしれない。そう考えると、電車が運転再開する予定時刻である９時過ぎに出勤することにした。
果たして日野駅に到着すると、ホーム上には電車を待つ乗客が行列を作っていた。既に上空には雲の合間から青空が顔を出し、強い日射しが降り注いでいる。弱い北よりの風が吹いているが、気温はぐんぐんと上昇していて、10時過ぎには30℃を越えた。
中央線快速電車は運転を再開していたが、ダイヤは大幅に乱れているので、いつ電車が来るか分からない。やがて、駅に到着した電車はかなり混んでいたが、無理矢理乗り込んだ。その後、お茶の水駅や信濃町駅で線路の支障物の影響で、電車は途中駅で何度も運転見合わせをした後、２時間後にようやく新宿駅に到着した。
日中は上空の所々に雲が浮かんでいるものの、青空が広がって、台風一過の強烈な日射しが降り注いだ。昼間の最高気温は36℃と22日ぶりに猛暑日となった。報道によれば、９月としては６年ぶりの猛暑日とのことで、厳しい残暑となった。ただ、強い北よりの風が吹いていて、湿度も比較的低いので、なんとか凌ぎやすい陽気である。
職場に行く前にお昼を食べて行くことにした。既に、時間も昼前なのでどの店も混み始めている。混雑を避けて新宿駅西口の野村ビルの地下２階に降りると、店内が空いている店を探すことにした。ちょうどスープカレー屋「イエローカンパニー 新宿店」が比較的空いているように思えたので、この店に入ることにした。
店に入る。店内は入口から見て左手奥に厨房があり、その手前に４人掛けのテーブル席が８卓と２人掛けのテーブル席が４卓配されている。店員が出てきて、「２人掛けのお好きなテーブル席にどうぞ」と言うので、入口に近い２人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
卓上にはメニューと紙ナプキン、お冷やのポットが置かれている。席に座ると店員がスプーンとフォーク、ナイフ、紙おしぼり、紙エプロンの入ったプラスチック製のケースとお冷やを運んできた。お冷やを飲みながら、メニューを眺める。料理の注文方法は最初に「スープカレー」を注文し、次に「トッピング」を注文する。続いて「ライス」「スープ」の量、「辛さ」を選ぶ。
「スープカレー」は「チキン＆キャベツ」「豚角煮＆キャベツ」「ベジタブル」「ベーコン＆キャベツ」「納豆スープカレー」「チキン＆ベジタブル」「豚角煮＆ベジタブル」「ベーコン＆ベジタブル」から選ぶ。
また「トッピング」は「とろ～りチーズ」「ブロッコリー」「オクラ」「あげもち」「ゆで卵」「納豆」「キャベツ」「レンコン」「アボガド」「ナス」「チキン」「ソーセージ」「ベーコン」「豚角煮」で構成されている。
「ライス」「スープ」の量は「ライス超少なめ（100ｇ）」「少なめ（150ｇ）」「普通（200ｇ）」「大盛り（300ｇ）」「おかわり」「スープ増量」から選べる。なお、ライス「大盛り」「おかわり」と「スープ増量」は有料となっている。
辛さはレベル１～10まである他、その上に圏外、圏外バリ１～３まで用意されている。レベル６～10と圏外各種には唐辛子の１種であるピッキーヌが入る他、圏外各種にはハバネロが入る。
メニューにはスープカレー以外に各種ソフトドリンク、アルコールの他、ノンアルコールビールが用意されている。
注文したのは「豚角煮＆キャベツ」「Ｌサイズ」である。このスープカレーはＭサイズとＬサイズがあり、Ｌサイズにすると、豚角煮のサイズが大きくなる。更にライスの量を「大盛り」とし、辛さは「中辛」として料理を注文した。
お冷やを飲んでしばらく待っていると、奥の厨房から料理が運ばれてきた。
ライスはサフランライスで、円形の皿に盛られており、カットレモンが添えられている。
円形の深皿に入れられたスープカレーは赤い色をしていて、その中に特大の豚角煮が２個とキャベツのダイスカットが２個、ニンジン、ピーマン、ジャガイモが１個ずつ入っていて、糸唐辛子と揚げ春雨で紅白の彩りを添えている。
時間も無いので、さっそく食べることにした。まず、おしぼりで手を拭くと、カットレモンをサフランライスに絞り、絞ったカットレモンをお冷やに入れた。
続いてスプーンを取り、スープカレーを掬って口に運んでみる。レッドペッパーやターメリック、ガラムマサラなど30種類のスパイスを店で丹念に挽いて作っているというスープカレーには野菜の甘みと豚角煮の旨みがスープに出て、スパイシーでジンワリとした辛さと旨みが美味しい。
これにサフランライスをくぐらせてライスを食べる。レモンを搾ったサフランライスは少し、酸味が効いていてさっぱりとした味わいである。やや固めに炊き上げたライスはパラパラとした食感で、スープカレーと適度に混ざって口の中に入ってくる。カレーのスパイシーな味わいにライスの甘さがマッチして美味しい。
ライスを半分くらいまで食べたところで、スプーンをナイフとフォークに持ち替えて、スープカレーの中の野菜と角煮を食べることにした。スープカレーの中の野菜はいずれも大きめにカットしていて、存在感がある。野菜は可能な限り、北海道産の野菜を使用しているとのこと。ゴロッとした野菜はカレーにボリューム感を与えている。
特製のスパイスで煮込んだニンジンは甘く、ピーマンはシャキシャキとした食感を残していて美味しい。ジャガイモはホクホクとした食感で、カレーにボリューム感を与えている。スープとたっぷりと絡まったキャベツは崩れて、ジューシーで美味しい。
角煮は１個が５cm×５cm×７cm位の長方形の大きさがある。大部分が赤身で、三層に重なった赤身の間と表面に薄く脂身が載っている。脂身は舌の上でとろけるような食感で、甘くて美味しい。赤身はホロホロと舌の上で崩れるように柔らかくジューシーで、角煮の甘みとスープの辛みのコラボレーションが美味しかった。
角煮を２つ食べてしまうと、かなりお腹もいっぱいになった。最後に残ったスープカレーにライスを全て投入し、リゾット風にして食べる。スープカレーにはまだ余裕があるが、お昼休みは少ないのでライスのお替わりは見合わせた。
カレーをひたすら食べていると、体がじんわりと熱くなり、額や首筋に汗が浮かぶ。タオルで汗を拭いながらカレーを一気に食べてしまうと、お冷やをゴクゴクと飲んだ。カットレモンを入れておいたこともあって、少し酸味があって、清涼感がある。立て続けに２杯お冷やを飲んで完食とした。
伝票を持って席を立ち、入口脇のレジで代金を払う。支払いは現金のみとなっている。代金を払うと店を出る。店の入口に一口チョコが入った容器が置かれていて、「食後におひとつどうぞ」と書かれている。チョコを口に放り込むと職場に向かった。
午後は職場で夜まで仕事をした後、電車に乗って帰宅の途につく。帰りの電車も立川まで座れなかったが、それでも安心して帰れるのがいい。夜になっても気温は下がらず、湿度が高くて蒸し暑い。汗拭き用のタオルが手放せなかった。
日野駅に到着すると、西の空に月が明るい光を放っているのが見える。その近くには星が瞬いていた。