
今日は晴れときどき曇りまたは雨。未明まで降った雨は今朝には綺麗に上がった。上空にはところどころに雲が浮いているものの、久しぶりの青空が広がっている。家を出る頃には既に日の出の時刻は過ぎていて、東の空には太陽が昇ってきている。今朝の気温は8℃で昨日とあまり変わらず、弱い北寄りの風が吹いているが、心なしか昨日よりも暖かい気がする。
日中は13℃まで気温が上がったが、にわかに雲が上空を覆ったかと思うと、雨が降るなど不安定な陽気となった。昼過ぎには風が南風に変わったが、気温も下がって肌寒い陽気になった。
今日は午後に出張のため、外出する。夜は懇親会が近くの居酒屋であってこれに出席する。懇親会が終了すると、早々に帰宅することにした。とはいえ、少々、食い足りない気がして小腹が空くのを感じる。帰りに〆のラーメンを食べて帰ることとしよう。
電車に乗って、中央線快速電車に乗り換え、吉祥寺駅で電車を降りた。駅改札を抜けて南口に降り、目の前の道を右手に2~3分歩いたところにあるラーメン屋「横浜家系 武道家」に入店する。
やや狭いビルの通路の奥の扉を開けると、店内の暑いくらいの熱気がおそってきた。こちらの入口はどちらかというと店の裏手にあたる。正面入口は井の頭通りに面している方で、井の頭通りから入って左手の壁際に券売機があり、ここで食券を購入した。
空いているカウンター席に腰を下ろして、購入した食券をカウンターの上にのせた。店内は厨房を囲むようにカウンター席が13席L字形に配されている。
注文したのはベーシックに「ラーメン」。家系ということで、麺の固さ(固め、ふつう、柔らかめ)、味の濃さ(濃め、ふつう、薄め)、油の多さ(多め、ふつう、少なめ)が選べる。「お好みは?」と聞かれて、「味薄め」としてもらった。
お冷やはセルフで、給水器が券売機の隣にある。ラーメンを注文すると再び立ち上がり、給水器でお冷やを入れて席に戻った。
テーブルの上にはラーメンコショー、にんにく酢、すりごま、おろしにんにく、おろしショウガ、トウバンジャンと箸、レンゲがのっている。カウンターの上にはキュウリの漬け物の入った鉢が置かれている。今回は注文しなかったが、ライスは50円でお替わり自由となっている。ランチタイムは10時~18時までライス無料となっている。腹一杯食べるには、うれしいサービスである。
しばらくして、ラーメンが出された。麺は中太麺でココア色のスープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが1枚とほうれん草、刻みネギがのせられ、海苔3枚添えられている。スープの表面には油が浮いている。
さっそくラーメンを食べる。柔らかめに茹でられた麺はモチモチとした食感である。麺の上にのせられたチャーシューを食べながら麺をすする。大きめのチャーシューは並の厚さで脂身の甘い肉質系である。噛み応えがあって美味しい。
油の浮いたスープは濃厚な豚骨醤油スープである。店内の説明書きによれば、「1日計200kgに及ぶ」豚のカシラ、ロース、ゲンコツ、豚足、混みガラ、鶏ガラといった「大量の豚骨の様々な部位をうま味が出し切るまで超強火で炊き出した」とのことである。
味を薄めにしたということもあるが、スープの旨味がガツンと感じられて、美味しい。ライスがあれば、雑炊にして食べても美味しそうだ。今度、来る機会があれば、間違いなくライスを一緒に注文したいところである。
麺をあらかた食べたところで、スープを飲み干して完食。美味かった。スープを飲んだ後には丼の底にザラッとした物が溜まっている。これは豚骨の屑だろうか。
最後にお冷やを1杯飲んで空になった丼をカウンターの上にのせると、店を出た。
再び電車に乗って帰宅の途につく。夜になって気温がぐっと下がり、冷え込んできた。夜なのに花粉が舞っているらしい。マスクをしていても辛かった。