
正月2日目の今日は晴れ。昨夜に夜更かしをしてしまったのが祟って、目を覚ましたのは昼前だった。昨日に引き続き、今日も上空には青空が広がって、日射しが燦々と降り注いでいる。昨日の午前中から吹き始めた北風は今日も引き続き吹いていて、風が冷たく感じられるが、日なたに出るとポカポカと暖かい。
昼間の最高気温は11℃で昨日よりは下がったものの、日射しの温もりが感じられる空模様となった。空気はカラカラに乾いていて、冷たい北風が吹いている。
今日はお昼を外で食べることにした。とはいえ、昨日、初詣の帰りに高田馬場駅から自宅まで歩いてきて、正月に営業している店は数えるほどである。今日もまだ正月休みの店が多いに違いない。とにかく営業している店に入ることにしよう。
昨日、高田馬場駅の周辺で営業している店があったので、今日は自宅から高田馬場駅に向かって早稲田通りを歩いていった。駅近くになって左手にカレー屋「Coco壱番屋 新宿高田馬場店」が見えてくる。今日はこの店に入ることにした。
店内に入る。間口の狭い店は奥行きがあり、入口から見て右手に厨房があって、その前面にカウンター席が9席直線上に配されている他、左手の壁際には2人掛けのテーブル席が2卓配されている。先客は少なく、入口側のカウンター席に腰を下ろした。
席に座るとお冷やとスプーンがカウンターの中から出された。スプーンの先の部分は紙の袋に入れてある。卓上にはとび辛スパイスとウスターソース、福神漬け、とろ~り甘くなるソースといった調味料や薬味に加えて、メニュー、お冷やのポット、紙ナプキン、紙おしぼり、楊枝が置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
メニューには期間限定メニューが並べられているページがあり、その中の「ローストチキンスープカレー」に目がいった。今年2月末までの期間限定メニューである。そこで、この「ローストチキンスープカレー」を注文することにした。
スープカレーのライスの量は通常200gだが300gまで増量できるとのことで、ライス300gで注文する。店員に「辛さはどうしますか?」と聞かれてハタと悩む。Coco壱番屋の辛さは甘口と普通、1辛~10辛、1甘~5甘まで選べる。但し、1辛以上、1甘以上はオプションである。いつもCoco壱番屋のカレーは普通で食べていて、少し物足りなさを感じていた。今日は思い切って2辛で注文することにした。
お冷やを飲んでいると料理がトレーの上に載せられて運ばれてきた。
トレーの上には「ローストチキンスープカレー」と「ライス」、特製スパイスが置かれていて、箸が載せられている。
お碗に入れられた「ローストチキンスープカレー」は、スープカレーの中にローストされた鶏肉が4切れと半分のゆで卵、オクラが3切れ、なすが2切れ、ニンジンが3切れ、ジャガイモが4切れ入っている他、キャベツが入っている。
ライスは別の碗に盛られている。
まずは紙おしぼりで手を拭き、お冷やで喉を潤してから、スプーンを手にとってカレーを掬って飲んでみる。サラサラとした食感のカレーは結構辛くてスパイシーで、美味しいが、なかななか刺激的である。いつものココイチのカレーを想定して注文すると痛い目に遭いそうな辛さである。
箸もトレーに載せられているので、箸でカレーの具を食べながら、スプーンでライスを掬い、カレーにくぐらせて食べることにする。
最初に鶏肉を食べた。一口大の大きさの鶏肉はローストされていて、香ばしくてジューシーで美味しい。野菜もニンジン、ジャガイモ、キャベツ以外はローストされている。ナスはトロリとした味わいでなかなか美味しい。ローストされたオクラは粘り気が無くなっておらず、香ばしい上に、口の中で粘り気があって、食感が楽しめた。
ニンジン、ジャガイモ、キャベツは大きめのカットされていて、ゴロリとした野菜は存在感がある。カレーが辛いだけに野菜の甘さが際だっているようである。
野菜を食べながらライスを食べていたが、具がほとんど無くなったところで、ライスを全てカレーの碗に入れて、カレー雑炊のようにしてスプーンで食べた。やっぱり、ライスはもう少し欲しいところである。
カレーを食べ終わると、全身の毛の穴が全て開いたように汗だくになってしまった。カレーが辛いだけに途中でお冷やを飲まずに一気に食べたせいである。口の中から炎を吹き出すように辛い。食後にお冷やを2杯立て続けに飲み干して完食した。やはり、今後はCoco壱番屋のカレーは普通でいい。
伝票を持ち、入口脇のレジで代金を払って店を出る。汗だくの身に冷たい空気が気持ちよかった。
お昼を食べた後は、カメラを持って写真の被写体を求めて散歩する。しかし、神社は混んでいるし、都心は周囲を建物に囲まれている。これといった撮影対象に恵まれず、ぷらぷらと歩きながら暗くなったところで帰宅する。東の空に満月が昇ってきた。