
今日は晴れ。今朝は上空に暗い空が広がっていて、雲が多く浮かぶ空模様となった。朝の気温は4℃で、冷たい北よりの風が吹いている。やや湿度が高いこともあって、気温ほどに寒くは感じられなかった。
日中は、朝よりも雲が少なくなって、上空には青空が広がった。昼間の最高気温は12℃で、日射しが燦々と降り注いでいるが、冷たい北よりの風が吹いている。朝よりも湿度が下がり、冷たい空気がヒンヤリと感じられた。
今日も1日仕事をした後、夕食を食べて帰ることにした。定時を過ぎたところで仕事を終えて職場を出ると、新宿駅から中央・総武各駅停車線に乗った。今日も雑誌「ラーメンぴあ2020首都圏版」に付いていたクーポン券を使ってラーメンを食べに行こうと、荻窪駅で下車する。改札を出て駅北口に出ると、駅前から青梅街道沿いに西東京方面に歩いて行く。環八通りと交差する四面道交差点を渡り、更に歩いて行くと、左手にラーメン屋「味噌っ子 ふっく」の黒い看板が見えてくる。今日はこの店に入ることにする。
店の前に数人入店待ちの行列ができていたが、それほど待たずに店に入ることができた。
店内は通り側の入口から見て右手に厨房があり、カウンター席が9席L字形に厨房を囲むように配されている。店の入口を入ってすぐ左手に券売機があって、ここで食券を購入した。メニューは「味噌らーめん」「辛味噌らーめん」「担々麺」の3つの麺類を基本に各種「味玉らーめん」「ちゃーしゅーらーめん」を組み合わせた9種類の組み合わせで構成されている他、「メンマ」「ねぎ」「コーン」「ちゃーしゅー」「味玉」「麺大盛」「麺特盛」といった各種トッピング、「ちゃーしゅー飯」「TKG」「らいす」「おつまみ」といったサイドメニュー、「アサヒスーパードライ」「ハイリキ(プレーン)」「ハイリキ(レモン)」「三ツ矢サイダー」「黒烏龍茶」といったドリンクメニューで構成されている。
食券を購入すると、コートを脱ぎ、店員に「こちらににどうぞ」と言われて指定されたカウンター席に座った。カウンターの上に食券を置いて、ラーメンを注文する。注文したのは「ちゃーしゅー味噌らーめん」と「ちゃーしゅー飯」である。これに雑誌に付いていた「味玉1個サービス」のクーポンを渡して、味玉のトッピングを付けてもらうことにした。店員に「モヤシ大盛りにできます」と言われて、モヤシの大盛りをお願いして注文する。
料理を注文すると、卓上に置かれた卓上に並べられたコップの1つを手に取った。カウンターの上には冷水のポットと台ふきんが置かれているので、冷水のポットからコップに冷水を注ぎ、まずはゴクゴクと1杯飲んでしまった。再びコップに冷水を注ぎ、卓上に置く。卓上にはコップの他、ブラックペッパーと酢、一味唐辛子といった調味料の他、箸とレンゲ、楊枝、紙ナプキンが置かれている。券売機が設置されている付近のカウンターテーブルの上には紙エプロンが置かれていた。
しばらくして「ちゃーしゅー飯」がカウンターの中から出された。「ちゃーしゅー飯」は陶製のお碗に盛られたご飯の上に甘辛い醤油ダレをかけて、その上に甘辛いタレを纏った大小20切れほどのチャーシュー片が載せられて、刻みネギが載せられている。
続いて「ちゃーしゅー味噌らーめん」がカウンターの中から出された。
「ちゃーしゅー味噌らーめん」の麺は太いストレート麺で豚骨系の味噌スープに浸かっている。麺の上にはトッピングの味玉とチャーシューが5枚、たっぷりのモヤシ、メンマ、ネギが載せられているほか、チャーシューの下には豚挽肉の塊がこんもりと盛られている。
さっそくレンゲでスープを掬って口に運ぶ。高火力中華鍋で挽き肉、ニンニク、生姜、玉葱を炒めて味噌を焼いたものに豚骨スープを合わせているというスープは、トロンとした舌触りで濃厚な味わいである。シンプルながらもニンニク、生姜のパンチの効いた味わいになっていて、香ばしい香りと味噌のコクが美味しい。
最初に麺を隠すほどに載せられたモヤシを食べる。炒められて所々に焼き色の付いたモヤシはシャキシャキとした食感でボリュームがあり、スープが絡んで美味しい。モヤシにはネギやメンマが絡んでアクセントになっている。メンマは味が良く染みこんでいて存在感がある。
麺が見えてきたところで、麺を食べる。三河屋製麺製の麺はもちもちとした食感で、たっぷりのスープと挽き肉が絡んで口の中に入ってきた。
麺を食べながらトッピングを食べる。最初は味玉である。トッピングの味玉はしっかりと中まで味が染み込んでいて美味しい。プリプリの白身に閉じ込められた黄身の味は濃厚で、食べ応えがある。大きくて厚みのあるチャーシューは脂身の少ない肉質系で、スープが良く染み込んでいて、ジューシーで崩れやすそうだが、口に入れるとハムのような食感で美味しい。赤身は柔らかく、味が濃い一方で、脂身は甘くて美味しい。
麺をあらかた食べてしまったところで、「ちゃーしゅー飯」を食べる。「ちゃーしゅー飯」の上に載せられたチャーシューは大きいものは脂身があり、小さい肉片は赤身だけとなっている。赤身は固めで歯応えがあり、味が良く染みこんでいる。大きい肉片は脂身が甘くて美味しい。チャーシューを頬張りながらご飯をかき込む。刻みネギの食感がアクセントになっていて、なかなか美味しかった。
最後にラーメン丼を傾けて、スープを飲み干す。寒い冬に味噌ラーメンは美味しい。体全身がポカポカと温まるようである。美味しかった。満足である。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、食器をカウンターの上に上げて店を出る。火照った体に冷気が当たって、気持ちいい。一気にクールダウンするようである。
店を出ると荻窪駅に戻って、中央線通勤快速電車に乗って帰宅の途についた。ぎゅうぎゅう詰めの車内は押し合いへし合いの如く混み合っていて、ラーメンを食べて体が熱くなっているということも手伝って、額に汗が浮かんだ。カバンの中からタオルを取り出し、汗を拭いながら日野駅に向かう。途中、立川駅でだいぶ乗客が降りて、車内も空いた。
日野駅に到着すると、駅改札を出て家路を急ぐ。夜になって風は幾分弱まったようだ。気温がぐっと下がって、ラーメンと混雑電車で熱くなった体には夜風が気持ちよく感じられる。
西の空には雲の合間から丸い月が浮かんでいて、明るい光を放っていた。