
4月最初の日の今日は曇り時々雨。今朝は上空を灰色の厚い雲が覆っていて、薄暗い朝となった。しかし気温は12℃と高めで、湿度もあって気温以上に暖かい。風もなく、ちょっと蒸す感じがする陽気である。
今日から4月ということで、人事異動もあり、また新たな環境での年度の始まりとなった。とはいえ、自分の所属する部署はあまり異動も無く、ふだんと変わらない風景が続いているようだ。まあ、継続性という面から見れば、それはそれでいいのだが。
都心に着くと、雨がパラパラと降ってきた。日中も上空は厚い雲で覆われていて、弱い雨が降ったり止んだりの陽気となった。雨量は大したことはなく、傘を差すほどでもなかった。気温はお昼過ぎに18℃まで上昇した。昨日ほどではなかったが、上着は不要に感じる暗いに暖かい。
午後になって冷たい空気を伴って北寄りの風が吹いて気温も徐々に下がってきた。
今日の夕食も外で食べて帰ることになった。仕事を終えると、中央快速電車に乗って、三鷹駅に出た。駅改札を抜けると、南口にある駅ビル「アトレヴィ三鷹」1階にあるラーメン屋「つけめんTETSU 三鷹店」に入店する。
店の入口手前左側にタッチ式の券売機があって、ここで食券を購入して店内に入った。店内は店の中央に厨房があって、これを囲むようにコの字形にカウンター席とテーブル席が配されている。カウンター席は15席、テーブル席が4人掛けのテーブルが2卓あって、店員がカウンター席の1つにお冷やと小皿にのせられたレンゲを置いて、その席に座るよう指示した。席に座ると、食券を店員に渡して料理を注文した。
注文したのは「特製あつもり特盛」。ちなみに麺の量は並盛200g、大盛300g、特盛400gとなっている。つけ麺を注文した後は、お冷やを飲みながら、料理が出てくるのを待った。
テーブルの上にはかつおだしのポット、酢、一味唐辛子、ブラックペッパーグラインド、揚げニンニクといった調味料やお冷や、箸、楊枝、紙ナプキンが置かれている。
まもなくして、「特製あつもり」のトッピングがカウンターの中から出された。トッピングは味玉にチャーシューが2切れ、メンマ、刻みネギで、小皿にのせられて出された。このトッピングはいわゆる「特製」分とのことである。
続いて、麺とスープが出された。大きな丼に入れられた麺は中太麺で、麺が冷めないように温かいカツオだしのスープに浸かっている。麺の上にはカイワレがトッピングされている。
二日間かけて強火で炊き出したゲンコツと鶏ガラのスープと徹底した温度・時間管理の元で丁寧に煮出した魚出汁を合わせた
という濃厚なスープの表面には膜が張っていて、中にはナルトが1枚とチャーシューが1切れ、刻みネギ、メンマが入っている。
さっそく「あつもり」を食べる。カツオだしのスープが跳ねないように麺を箸ですくい上げて、スープにつけて食べた。うどん用粉とパン用粉をブレンドした「TETSU専用粉」を使用したという麺は小麦の風味が高く、小麦の香り、味わい、モチッとした食感が楽しめる。麺にはドロリとした濃厚なスープがよく絡んで口の中に入っていく。スープには魚介節が溶けているのか、美味しい旨みが封じ込められている感じである。魚介の風味が鼻腔に広がって、美味しい
麺を食べながらチャーシューをスープに漬けて食べる。分厚なチャーシューは脂身と赤身が半々で甘い脂身は舌の上でとろける食感である。ボリュームがあり、赤身も柔らかくて美味しい。味玉もスープにつけて食べる。中の黄身はトロリとして濃厚な味わいである。
スープはお替わりができる。ある程度、麺を食べているとスープがかなり減ってしまったので、お替わりをした。すると店員がスープ碗を厨房の奥に持って行って、しばらくすると熱々のスープを持ってきてくれた。スープの表面には刻みネギと魚介節が浮いていて、それをよくかき混ぜるようにして食べた。
麺をあらかた食べ終えたところで、スープ碗にスープ割りを注ごうとして、ちょっと迷った。麺の入っていた丼にもカツオだしが入っている。これを置いといて、ポットのスープ割りをスープ碗に注ぐのは何気に憚られる。結局、スープ割りをスープ碗に注ぐのは止めて、丼のカツオだしにスープ碗のスープを注ぎ入れた。
麺の入っていた丼には並々とカツオだしで割られたスープが入っている。スープを味わうようにしてスープを飲み干した。かなりお腹が一杯になってしまった。少々、ベルトがきつい気もしないでもない。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して、店を出た。
かなり満腹だが、満足感も大きい。美味しかった。
夜になって、弱い雨ではあるが、まとまった雨が降り出した。