
今日は曇りときどき晴れ。今朝は上空に薄い雲が広がっていて、朝日が射し込んでいた。今朝の気温は11℃で風はほとんど無く、昨日の暖かさの余韻が残っているかのように、心地よい陽気である。通勤のために電車に乗って新宿に到着すると、上空には雲がところどころにたなびいているものの、青空が広がっていた。
日中は上空一面を薄い雲が覆っていて、所々に小さな雲が浮かぶ空模様となった。午後になって南風が吹いてくると、昼間の最高気温は24℃まで上昇した。薄雲に遮られて、日射しが弱く感じられるが、過ごしやすい陽気である。
今日は1日職場で仕事をした後、帰宅の途につく。今夜は夕食を食べて帰ることにした。本当であれば金曜日なので、呑みに行きたいところだが、今週は胃腸の状況も考慮して、ノンアルコールの食事をすることにする。
とりあえず混雑を避けるつもりで、新宿駅から中央・総武各駅停車線に乗ることにした。ところが、ホームに昇ると、ホームが異様に混んでいる。中野から乗り入れをしている東京メトロ東西線行徳駅で人身事故があり、乗り入れを中止しているため、ダイヤも乱れているようだ。もと来た階段を降りようにも降りられず、結局目の前に停まっている三鷹行きの電車に乗った。車内もかなり混んでいる。
電車に乗って阿佐ヶ谷駅に着いたところで、車内から降りてくる客に押し出されるようにホームに出されてしまった。再び乗ろうとして、間に合わずにホームに取り残されてしまった。ここからは中央線快速電車に乗り換えるかと、ホームを降りたところで、夕食を阿佐ヶ谷で食べることを思いついて、改札を抜けた。
駅南口に出ると左に折れて目の前の中杉通りを渡り、阿佐ヶ谷パールセンター商店街に入った。商店街入口から100mほど歩いていくと左手に「はなまるうどん」の看板が目に入った。そこで、今日はうどん屋「はなまるうどん 阿佐ヶ谷店」に入ることにした。
店に入る。細長い店内は入口から見て右手に厨房があり、左手に2人掛けのテーブル席が4卓配されている他、奥にもカウンター席が計17席と4人掛けのテーブル席が3卓、2人掛けのテーブル席が5卓配されている。
入口を入ると、右手カウンター手前に重ねられたトレーを取った。各種おでんが入ったおでん鍋の前を通り過ぎると、天ぷらコーナーに進む。天ぷらコーナー手前に重ねられた取り皿をトレーの上に載せて、天ぷらを載せる。選んだ天ぷらは「えび天」である。
天ぷらコーナーの隣には各種おにぎりの並ぶコーナーがあり、その隣にうどんの注文口がある。注文したのは「塩豚温玉ぶっかけ(冷)大」である。これに「ライス単品(大)」を付けることにした。
トレーの上に「塩豚温玉ぶっかけ(冷)大」と「ライス単品(大)」を載せてもらうと、レジに進んだ。
スマホのはなまるうどんアプリに配信されているクーポンをレジに示して、天ぷら1品の割引サービスを受けると、代金を払う。料理が載ったトレーを持って、奥の壁に面したカウンター席の1つにトレーを置いた。
カウンター席の端に薬味台がある。薬味台には「おろし生姜」「天かす」「天玉」の他に小分けの袋に入ったおろしワサビ、ソース、塩、白ごまといった薬味が置かれていて、その右隣に給水器が設置されており、その右側の棚の上段にレンゲとスプーン、小さい器が置かれ、下段にコップが並べられているケースがある。
コップを1つ手に取り、給水器で冷水を注いだ。更に小さい器を1つ手に取り、「おろし生姜」「天かす」「天玉」を器に盛る。
「天かす」はもう終わりとのことで、ほとんど無かった。天ぷら油が底に溜まっていて、ちょっと油で湿った感じの「天かす」である。冷水を入れたコップと薬味を盛った小皿、これにスプーンを1つ持って、確保したカウンター席に運んだ。
カウンター卓上にははなまる醤油と七味唐辛子、箸、楊枝、紙ナプキンが並んでいる。席に座ってまずはお冷やで喉を潤した。それから箸を取ると、さっそくうどんを食べることにした。
「塩豚温玉ぶっかけ(冷)大」は丼に冷水でしめたうどんを盛り、その上に塩麹で味付けがされた薄切りの豚肉と刻みネギ、温玉が載せられていて、つけだしがかけられている。うどんに「おろし生姜」「天かす」「天玉」を全部投入すると、箸で丼の底に溜まったつけだしと全ての薬味がまんべんなくうどんに絡み合うようにかき混ぜた。薬味が均等にうどんに絡み合ったところで、うどんを食べる。
極太のうどんはコシがあって、もちもちとした食感とつるつるとした喉越しが美味しい。うどんにさまざまな薬味に加えて塩麹で味付けされた豚肉や刻みネギが絡まって口の中に入ってくる。カリカリとした食感の豚肉は香ばしく、これに刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、なかなか楽しめる。
ちょっと油っぽい天かすが、うどんに適度な油分を与えていて、それがコクになっているのがいい。崩れた温玉の黄身と白身が適度にうどんに絡まって、和風カルボナーラのような味わいである。
うどんをおおかた食べたところで、「えび天」を食べることにした。とはいえ、「えび天」はこれまでにはなまるうどんで食べた天ぷらの中であまりにも小さい。そこで、「えび天」を「ライス単品(大)」の上に載せて、「えび天」丼のようにして食べることにした。
ライスの上に載せた「えび天」に卓上のはなまる醤油を適量かけて、「えび天」を食べながら、ご飯をかき込む。「えび天」のサクサクした衣の中はプリプリとした海老が詰まっていて、甘くて美味しい。「えび天」を食べながら、ご飯をかき込む。「えび天」は尾もサクサクと香ばしく、全て食べてしまった。
残ったライスはうどんの丼に投入し、丼の底に溜まっているつけだしや薬味と軽くかき混ぜて、スプーンで掬って食べた。ご飯を食べてしまうと、丼も綺麗に空になった。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。お腹もいっぱいである。
食事を終えると席を立って、食器を返却し、店を出た。
再び、阿佐ヶ谷駅に戻ると、中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。ダイヤ乱れはある程度おさまっていて、隣のホームを走る中央・総武各駅停車線の電車の車内も混雑度合いが幾分収束しているように見える。
電車に乗って日野駅に到着すると、駅から自宅までの道を歩き出した。今日は平成最後の満月が見えるはずだったのだが、生憎、上空には雲が広がっているらしく、月は見えない。夜になって冷たい北風が吹いてくると、気温も次第に下がってきた。