悪い種子 地獄へ行くぞ!大吾郎!

エロ満賀道雄がお送りする少し面白い話とマンガの話とか。なぜ? それは暇だからです。

俺は見た! その2

2010年05月17日 03時42分21秒 | 雑記
ナンパAVの話、続く。

ナンパAVの仕込み、ヤラセ撮影をしている場面を目撃したということについてはすでに述べた。
ではそうかといって僕がナンパものAVを好きではないか、というとそうではない。好意的ですら、ある(ここまで司馬遼太郎風)。

僕に好意的でい続けさせる理由がナンパAV界の鉄人、ケンケンこと島袋浩の存在である。
もちろん彼の出演している作品にも場合によっては仕込みを使っている事があるかもしれない。しかしそれを補って余りある魅力を島袋は持っている。

ナンパAVを観ている訳だから、ユーザーはかわいい女の子をゲットしてくれる事をまず期待する。そしてその期待は時に裏切られ、時に答えられる。
その期待感からファンは『ザ・ナンパミラクル』などのシリーズを追い続けてしまうのであるが、観てきたシリーズの本数が重ねられるごとに、ユーザーの視点が「かわいい素人女性をナンパする」ことより「島袋浩その人の一挙手一投足を見守る」ことへとシフトしていくのである。

まず、島袋は適当である。デタラメである。無責任男である。
「C調言葉にご用心」とはよく言ったもので、目的であるナンパ成就の為であればその場限りのテキトーな嘘など平気でつく。
「僕たち映像研究会なんですけど~」
という文句をニヤニヤしながら女性に投げかける彼の姿は、ファンにはおなじみの光景ではないだろうか。テキトーもここまで来ると大人の余裕に見えないか。実際彼は余裕である。余裕のよっちゃんである。
そこに山城新伍的「大人のかっこよさ」を感じる彼に、世のボンクラ男子は魅了されているのではないのか。チョメチョメ。
漫画家ルノアール兄弟の原作担当、左近洋一郎先生も島袋浩ファンなのは有名な話である。

彼の醸し出す雰囲気を一言で言うと「平和」である。
ピースフル。
例えば彼のブログのタイトル、ヌードマン島袋浩と同志&楽しいグルメ日記
自分の事を「ヌードマン」と呼ぶなんて、なんたら平和ではないか。というかヌードマンって何よ? その疑問まで含めピースな感じがする。そんな彼だからこそ、ナンパされた素人女性も安心して(なし崩しな感じもするが)心を開くのだと思わないか。
そういえば島袋はよくピースサインをする。乳首を見た瞬間とかに。
平和の象徴は鳩なんかより彼の方がよほど相応しいではないか。ピース。

そしてナンパ旅はロードムービーでもある。
日本各地、あらゆる場所に行きながら今日も彼はナンパしているに違いない。相棒シミケンと共に(ちなみにシミケンいじりも彼の作品の見所のひとつ)。

このように書いていると何か凄い偉人のようにも思えてくるが、実際ナイスガイである。
「そこにシビれるぅ! 憧れるぅ!」的な。どてらい。
いつか僕も彼のように、乳首を見て振り返らずピースできる様な男になりたいものだ。
ピース!


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