横綱部屋

よこづなへや

恵比寿~ときわ台

2010-04-21 23:58:05 | Weblog
ロマンチック娘!!


仕事で少し遅れるから先に食べてて、という苑子からの連絡を受け、
お言葉に甘えて笑子と津菜がひとまずオーダーをすませてまずは
取り放題の自家製焼きたてパンを皿に盛りフレッシュジュースで
コップを満たしまだほのかにあたたかいパンをオリーブオイルに
浸して「旨!!」と舌鼓を打っていたところへ店に入ってきた苑と
緒澤君が笑子と津菜に気づいてやって来て開口一番、ピンク基調の
今日の津菜の装いを見て苑子が津菜に言い放った言葉がそれだった。

相変わらず楽しくて美しい苑子。彼女と初めて会った10数年前、
こんなに綺麗な人は見たことない、と思ったのが苑子だった。
ステディである緒澤君は、これまた男前の御洒落さん。津菜が農家の台所で買った
瓶だらけのがちゃがちゃと重たい紙袋を「持ちますよ」とさりげなく持ってくれる等という
心遣いのこまやかさも持ち合わせている。実に華やかなナイスカップルだ。

互いに手土産の焼き菓子を交換し、すぐにでも開封して食したいところだが店員もいる手前
ぐっとこらえる。
苑子がくれたのはポタジエという国産野菜を使ったスイーツのお店のもの。
以前テレビで見かけたことはあったが、もちろん食べたことはない。期待に胸が膨らむ。
近況報告をするうちにメインの魚料理も運ばれてきて、これにもパンと同様舌鼓を打つ。
まったく、どこへ行っても打ちまくりである。幸せなことである。
パンのおかわりが3回を過ぎたあたりでおなかも一杯になってきた。
ランチの後は前々回の旅でも訪ねた、アロマテラピーインストラクターの先生のサロンへ。

にこにこしている先生を見ていると、こっちもにこにこしていい「気」をもらっている気がする。
実際そうなのだと思う。いい気分でいるといい感じのことがやってくる。
先生や最早先生の弟子になりつつある勢いの笑子や地元の先輩の話を聞くにつけ、
近頃俄に繋がりと時機というものをひしひしと感じている津菜である。
実に濃厚なひとときを過ごし、気がつくと陽もとっぷりと暮れていた。
今回作ってもらったブレスレッドの、天然石のひやりとした感触が手首に心地よい。

サロンの後はHARBSでお茶して、ときわ台へ帰って焼き鳥屋行こうぜという予定だったが
既にカフェのオーダーストップの時刻は過ぎていた。
テイクアウトはできるというので、ええ勿論と目当てのケーキを選ぶ。
それにしてもあの、ケーキが入った小箱というのは大方の女をいとも簡単に
幸せ気分に誘うアイテムであると思う。「あらよっと」とでも言い出しそうだ。
頼りない儚げな重さと、ケーキの脇にそっと置かれたドライアイスから漂うかすかな冷気。
また対照的に、手作り弁当屋で買ったおかずも白飯も盛りだくさんの弁当折りの
ずっしりと重くあたたか~い感覚も捨てがたい。
ハーブス横に製菓道具を扱うショップを見つけ、津菜は駆け出したくなる衝動をこらえる。
めずらしい形のクッキーの抜き型やいかにもこれがあればあの作業が楽になることうけあいだ、
という道具の数々。デザイン性も高く置いてあるだけでも様になりそうだ。
いや置いているだけでは駄目だ。使ってなんぼだ。ああ、「この段からこの段まで
全部頂戴」といつか言いたい。

迷い、選び、道具数点をレジへ持ち込む。ここでも大満足だ。
そしていい具合におなかが空いていることにふと気づく。
焼き鳥屋はまた今度にして、閉店間際の三越店内を小走りで駆け抜け4人で九十九へ向かう。
店内は満席だったが、ほどなくしてカウンター右奥が空いたため並んで座り
皆それぞれにオーダーする。
この店に来たのも何年ぶりだろう。ああ、チーズラーメンがうまい。

そして恵比寿駅でコインロッカー(というよりパスモで支払いするため小銭もカギも
いらないロッカー。初めて見た。いやー、進んでるなあ)の開け方が分からなくなるといった
ちょっとしたハプニングを経て、苑子と緒澤君にも惜しみながらしばしの別れを告げる。

笑子の部屋に帰り、シャワーを浴びたころには12時をまわっていたが
そんなことを気にしていてはフレッシュケーキは楽しめない。
なんでこれこんなおいしいの!?と興奮さめやらぬまま最後のひとくちまで止まることなく完食。

今日は日曜日。
明日は月曜日。
笑子はお仕事。
にも関わらずパジャマパーティーさながらにまたも夜のおしゃべりにつきあってくれた彼女に大感謝だ。

旅も早くも残すところあと1日とすこし。
明日は終日雨模様になるらしい。
雨音っていいよね。落ち着く。




はーん


おやすみなさーい

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