旅ブログを書いているブロガーの方が「金乃竹はいいよ」と絶賛していたのでやってきた。
その方とは宿の好みがいっしょで、食事もよかったと書いていたので期待に胸を膨らませていた。
どんな料理が出るのかな・・・
🕰 17:30
ダイニングに移動 🚶♀️→🍽
ダイニングは3階ラウンジの奥にある
食事は 17時30分と20時の2部制になっていて、ワタシは前半の17時30分に。
この時間、殆どが60後半から70代のリタイア夫婦で、若者は1組だけだった。
年寄りは夜が弱いもんなぁ〜 😴
ところで最近のワタシ
GLP-1の注射をはじめてから全くと言っていいほど少食になってしまった。
アルコールもほとんど飲まなくなり、晩酌も無くなった。
っていうか、飲めなくなった 😂
なのでこの日もアルコールはクラフトビール一杯だけ 🍺
嘘のような謙虚さなのです、はい。
で、まずは一杯。そして、いよいよ待ちに待った会席のスタート!
まずは
【先付け】
海老と鮑と茄子と湯葉の土佐酢寄せ
渓魚と自然薯と伏見唐辛子
筋子と長芋
おぉぉぉ・・・・いい感じと一口食べてみた
う? この味は? なんだろう?
妙にホッとするな
プロの料理ではなく、やけに家庭な、友だちの家に招かれたような感覚
う〜ん、すごい!そこが狙いなのかなぁ〜 と感心しながら次の料理に期待した。
【お椀】
清汁仕立
黄味豆腐雲丹射込み
う? このお椀、まったくプロの味ではない。
出汁がぼやけているのか、食材とあんが一体化していない
な、な、な、なんだ!
まるで料理センスのない友だちの奥さんがつくったお椀だ
GLP-1のせいなのか、一瞬薬の副作用を疑ってしまった。
けど、カミさんも同意見だったので、どんどん不安になってきた。
【お造り】
旬三種造里
本鮪、平目、その他、泡の塩と土佐醤油で
う〜ん、泡の塩か・・・
最近この手の演出をよくみるけど、ワタシとしては藻塩の方がいいな
前にもどこかの宿で出されたが合うようで合わなかった。
【煮物】
筋荒丹波蒸し
おこわ、栗、柴頭巾
これだけは美味しくいただいた。
【焼き物】
太刀魚の幽庵焼き
これ最悪だった。太刀魚を幽庵地に漬けすぎたのか
太刀魚が飛んでしまい、幽庵の甘塩っぱい味が立ってしまった。最悪!
【〆のご飯と陶板焼き】
かながわ牛のA5ランクは安心の味
でも総合してみての評価は☆星1つ、正直何品かはまずくて食べられなかった。
昔、湯河原に
川堰苑いすゞというお手頃ホテルに泊まったことがある。
昭和の匂いがぷんぷんする宿で、ごくフツーの旅館なのですが、
ここで食べた料理が驚くほど美味しかった。
湯河原には海石榴や石葉など有名な料亭旅館がありますが、フツーの旅館のフツーの料理で、びっくりする味を出してくれたのはいすゞだけだった。
残念ながらいまは当時の料理長がやめてしまったようですが、
本質のわかる料理人はどんな飯でも美味しく仕上げてしまう。マジックがあるんですなぁ〜
あぁぁぁ・・そんな料理人に会いたいなぁ〜 と今回の旅行で思ってしまった。