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クスリとリスク

2011-11-16 | からだのこと
その1
昨日、近くの医院でインフルエンザの予防接種を受けて来ました。
予防といえども、身体に薬(ワクチン)を入れるというのには多少抵抗がありますが、昨年の入院以来、なんとなく体力(免疫力)に自信がなくなって(歳のせいかも 汗)、去年から相方ともども行くようになりました。
昨日からずっと、体調に変化がないか、気になってしかたがありません。


その2
今日、昼間のTVでポリオワクチンの問題について放送していたのを見ました。
集団接種のワクチンは生ワクチンのため、100万人に1.4人の割合でポリオを発症しているそうです。
欧米ではすでに不活性ワクチンが普通なのに、日本では再来年まで待たないといけないとか。
20年前に生ワクチン接種でポリオを発症した青年が番組に出ていましたが、未だに「生ワクチンを受けて@小宮山厚労大臣」というのは不思議。
20年(もっとかも)、何やってたんでしょうか。


その3
肺がん治療薬イレッサの副作用被害をめぐる控訴審判決が、昨日出されました。
国にも製薬会社にも責任なしと、患者側が逆転敗訴。
今日の新聞に、製薬会社の代理人のコメントとして「(亡くなった方がいるのは)残念だが、副作用がない抗がん剤は開発されていないのが現状だ」とありました。
確かにそうではありますが、残念の一言で片付けられてしまう患者側の気持ちを思うと、やりきれない気持ちでいっぱいです。





薬に副作用はつきものです。
ほとんどの場合大丈夫ということで使われていても、「めったにない」「まれに」という体験をした私としては、このような薬に関するニュースなどは、とても他人事とは思えません。
薬の副作用により健康被害が生じた場合、被害者の救済を図る『医薬品副作用被害救済制度』というものがあります。
しかし現在、抗がん剤はその対象から除外されています。
副作用というリスクを負っても、患者にとって薬は頼みの綱なのです。
薬の服用の責任が患者に多く求められるというのは、酷いことです。
予防のはずが被害にあう、ということがあってはいけないはずです。
一人でも被害に苦しむ人が減るような体制を、一日も早く考えて欲しいと強く願います。


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