25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

小池百合子の真意

2017年10月29日 | 社会・経済・政治

 日本の政治思想も、政治家たちのあいだで、はっきりしてきたし、国民にもわかるようになった。外交や憲法問題では、自民党も、維新も、希望の党も変わらない。内政問題でちょっと変わるという程度だ。立憲民主党は外交と憲法問題で、三党と違う。

 政治ではパラダイムの変化が起きないのに、社会では、様々な分野で革命が起きつつある。医学、情報工学、分子生物学、物理学、化学等。

 われわれは120歳までは事故でもしない限り死なない、しかも若返るというおまけつきで120歳の頃を謳歌しているのも、現実味を帯びてきている。そのことを視野にいれておかないと、政治は何の意味ももたなくなる。つまり、ついていけない。老人が今の掃いてく技術の操作さえついていけんないようにである。

 2022年にはロケットでの旅行が始まる。じそく4000キロのリニアモーターカーが筒の中を飛ぶ。ドローンには人が乗っている。車は水素で走っている。都市の住居は高層化がますます進んでいる。

 小池百合子が政治が遅れ過ぎている、と言っていたが、スピードアップしないと、という彼女の心配はどこにあるのか選挙中ではわからなかったが、バタバタとする政治家は選挙後援会の顔色を伺うばかりで、未来型から現在を視る余裕や才能はなさそうである。小池百合子の「政治の遅れ」の真意を知りたい気がする。