25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

田原総一朗

2017年10月23日 | 日記

 大雨は降ったが風らしい風はなく台風が東の海上を通って行った。朝外に出ると秋らしい空が広がっていた。

 選挙報道にも飽いて、「遠い山なみの光」を読んでいると眠くなってきた。小説がおもしろくないからそうなったのではない。翌日、録画してあった田原総一朗が司会する総選挙を終えての討論番組をみていたら、田原総一朗が口をモグモグさせてはイライラしながら、司会する態度に呆れて、評論家というのは気楽なものだと思ったのだった。座にいない人を呼び捨てにし、バカと言い、他の者が質問して、回答者が応じようとしているのに、遮って、自分が質問する。

 何様なんだと思う。よく政治家の大物を知っているとか、話をしたとか、自慢のようなことも口にする。だれも田原総一朗に口答えできず、彼をヨイショッする論客ばかりに最近の「朝生」はなってきた。

 小池百合子人気にあやかった多くの候補は落選した。はっきりと集団的自衛権は違憲解釈であると訴えた立憲民主党が野党第一党にからくもなった。

 自民党支持が30%で、反自民党が60%いるというのに、小選挙区制では312の与党議席をとってしまえることにも驚くが、共和主義から発展したアメリカやヨーロッパ先進国と違って、日本はようやく、ヨーロッパ型の政党体制が今回の選挙で芽生えたのではないか、と思う。

 田原総一朗の司会ぶりに嫌気がさして外へでた。庭の草もまた生い茂ってきた。今年最後の草刈りをしなければならないな、それにしても雨の日の庭がずいぶん水はけが悪くなったな、と思い飛び石でも置こうかと考えるのだった。長靴を履かないので、雨用の靴をはく妻はピンとこないようである。

 さてさて。