麓山公園近くにある郡山市の国指定の文化財「公会堂」は今度の震災による大きな被害
もなく無事だったようである。午後の陽差しをあびた秋の時計台の公会堂は郡山市のシンボルです。
昔は市民会館がありましたが今は取り壊され替わりにこの近くに文化センターがあります。
1924年(大正13年)9月の郡山市の市制施行を記念し、その翌月10月に完成した。 オランダデン・ハーグの平和宮、および大阪市の大阪市中央公会堂がモデルと伝えられている。
郡山市の発展に伴い、手狭になったため、次第に大規模な集会やコンサートは国鉄郡山工場の大食堂や郡山市民会館(老朽化により取り壊され、跡地は麓山地区の文化施設共同の駐車場となる。NHK郡山支局が隣にある。)、1984年(昭和59年)に開館された2,000人収容の大ホールを持つ郡山市民文化センターで開催されるようになっていったが、現在でも小規模な集会やイベントに利用されている。
建設当時には塔屋に時計が埋め込まれていたが、次第に時刻が狂うようになり、第二次世界大戦中に市民からの苦情で取り外された。(時計の後には長年、市章が埋め込まれていた)
平成10年頃、塔屋に再び時計が埋め込まれた。
2005年(平成17年)には、改修工事が完了し、音響、照明等設備のリニューアルの他、建設当時の御影石の外壁、ルネサンス様式の天井、ステンドグラスをはめ込んだ窓などが復元された。