秋を肌で感じるその光景は草花の実を付ける。そしてまた来春芽が出て
くる今季の終わりを表しています。実りの秋なのですね。逢瀬公園薬用
植物も秋の姿になってきました。昔古くから染料として用いられていた
藍がありました。
•日当たり良く水はけの良い土を好む。茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の米粒のような小花をたくさんつける。
•花の後には、黒褐色のそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)を結ぶ。
•日本へは奈良時代(6世紀頃)に中国を経由して渡来した。
•葉を藍染め原料として使うほか、葉を藍葉(ランヨウ)、果実は藍実(ランジツ)といい虫刺され・解熱・殺菌の薬草や料理などに用いる。
•精製した青色色素の粉末は青黛(セイタイ)と呼ばれ、抗菌・抗ウィルス作用がある。これは中国でインフルエンザやおたふく風邪に有効と言われている。
•藍による染色は海外で"Japan Blue"とも呼ばれ愛好家が多い。