ノック無用の高齢者日記(パークゴルフ??)

令和に成って退職の日々の出来事

昔のこと

2010年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

4月18日

私が木型の仕事をした始めは高校時代

夏休みとか冬休みにアルバイト

毎日旋盤を引いていた気がする

高校卒業と同時に木型に触っていない

。。

その次に木型に携わったのは

26歳くらいかな、ブランクが8年位有る

その時、中学出で2,3年先に働いていた者が2.3人居たが

問題に成らない位,私のほうが仕事が早かった

。。

目標が違うんだよね

そして負けず嫌い

1秒でも早く仕事を仕上たいと思う人間と

仕事が終わったら何をしようと考えてる人と目標が違う

。。

3拍子,4拍子の違い???

1週間、一ヶ月、一年とどんどん差がつく構造

たまに仕事をするとリズムは今も変わってない気がする

。。

しかし、私も何時まで経っても大先輩に敵わない

恒に何で?と疑問を持ちながら働いて居た

先輩に出来ても、私に出来ないテクニックも有った

旋盤の引き方だけど,今も出来ない,出来た事が無い

私がまねをすると引っ掛けてしまい安全策になる

でも、先輩は鮮やかに違う刃物使いで仕上てしまう

私がやると逆に悪くしてしまう

手先だけで物を作る事を繰り返してる人は凄いです

私の時代は少しずつ機械化されてきていた

鍛えられ方、教えられ方が違うんだろうな

。。

そんな私も、有る時から

先輩が私に仕事の進め方を相談されるようになる

少しは頼りに成る様に成ったと認められたんだろう

。。

先に書いたように、1秒でも早くが基本で作り方のシステムを考えてきた

自分なりに損得勘定の作りは考えてきた

木材と工賃はどちらが高い

工賃が高ければ、材料をケチらないで仕事を早く

。。

でも、同じシステムでも先輩の方が仕事は早い

何が違う、解かったのは手先の仕事が違う

最後は手先で仕事がどれくらい出来るかなんですよね

。。

刃物の使い方が違う、研ぎ方が違う

。。

うちの会社で見る光景は、ペーパー掛けに時間を掛ける

仕事の出来る人は、ペーパー掛をしないように刃物で仕上てしまう

。。

よく言われた事は

バンドソウだけで作ってしまうのが一番早い

その次はノミ、カンナ

その次はペーパー

いかに、ペーパー掛を少なくするか

これが一番仕事を早くする方法

。。

西ドイツに見学に行ったとき

鉄ヤスリで木を削っていた光景を見て

何だこれはと思った

日本人なら、のみで直ぐ削ってしまうと

西ドイツの人が1時間掛かる所を日本人なら20分で出来る

。。

そんな私も、先輩から見ると

社長をやる器でないと思われたみたい

もっとも、そんな目標は持っていなかったので当たり前

。。

社長が突然亡くなったので、やらないと駄目になっただけ

目標が変わったんです

。。

人間て何に重点を置いてるかで、先が決まります

。。