ふわゆき絵巻

ねこと船と手作りと旅

初めてづくしのポワント発表会 10

2011年12月02日 | バレエ
発表会の前日。
最後のリハーサルは、なかなかいい感触でできた。
そのせいか、何か晴れやかな気分になっていた。
明日本番なのに、妙にリラックス。
実家にいたからかもしれない。

姪も同じ舞台に立つので気持ちを共有できたし、
母がいるので食事の心配はなかったし、実家はありがたいね(笑)

姪っ子は私の踊りを茶化して、ヘン顔で踊って見せて大笑い。
「これ、本番でやったらA男先生すべるかもよ」
「きゃはは~」

衣装の撮影会もした。
その夜は次の日が発表会と思えないほど、よく眠れた。

いよいよ当日、姪が私の髪を結ってくれた。
朝日の中で姪に髪を結われながら、
5年前、彼女の初めての舞台のときは私がメイクして髪も結ったのに、あっという間だったな。
時の流れを感じながら、ちょっと感傷的になった。

会場に入ってからは、ウォーミングアップ、ポーズ写真撮影、昼食、ゲネプロ。
あっという間に時間は過ぎていく。

ゲネでのダメ出しは
「M代さん、肩下げて」
と相変わらずの初心者レベルの注意

でも、この踊りもあと1回で終わってしまうと思うと急に寂しくなった。

本番直前、舞台の袖でシオちゃんと話をした。
コンクール経験もあるシオちゃんだったけど、パドゥドゥで舞台を踏むのは初めてのようで
やぱり緊張していた。

シオちゃん「あ~、緊張しますよね」

私「前に習っていたところの先生が、舞台ではいろんな力を借りなさいって言ってたよ。
  音楽の力、客席の力、みんな味方につけなさいって。みんなが助けてくれるって。
  コンクールじゃないんだもの、みんな応援してくれているよ。」

シオちゃん「深いですね」

本番が近付くにつれて、ずっと習っていたスタジオPのA奈先生を思い出していた。
舞台人だったA奈先生の言葉は心に沁みる。

とはいうものの、自分でも手の先が冷たくなるほど緊張していた。
いくら動いても温まらない。

あ~緊張してる。

でも、それが妙に楽しく思えた。





<発表会の前日、実家に並んだ衣装>

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