ふわゆき絵巻

ねこと船と手作りと旅

発表会がありました

2013年12月13日 | バレエ
8日、バレエの発表会がありました。
発表会自体は大変良かったそうです。
お客さん700人近く入ったとか。出演者27人なのに、ビックリ!
だけどね、自分は反省点満載
家族からも「グラグラしてた」とか言われちゃうし、
黒歴史だよ

当日、いつになく全然テンションが上がらなくて、どうしたんだろう思っていましたが、
前日までに疲れきっていたんですわね。
今後のために、発表会直前にやってはいけないことを、記録しておきます。


1.美容院に行かない

美容院のマッサージで、揉み返しがきてしまい僧帽筋バンバン。
痛いの重いのって
20代のお姉さんの力は半端ない。

2.前日レッスンは様子をみて。

前日、早朝大荷物で移動して、その後レッスンリハーサルで疲れきってしまいました。
前日リハーサルは希望者のみだったので、出なくてもよかったかなあ。

3.できる準備は前もって。

大体、直前になってメイク用品買いに行ったりね、そんなことは何カ月も前からできるでしょうが。
ま、すべてが準備不足と言うことでしょうか。トホホ
ちなみに先生によると、発表会前一週間は変わったことはしない、自分の好きなことをするのが良いとのことです。


とはいえ、後から思い出すとやっぱり舞台は楽しいものです。
観に来てくれたお友達から、たくさんお花をいただきました。
みんな、ありがとう




お花の前で、おすましのみぞれ。
 「私、お花が似合うでしょ」





でも、このヒトの本当の目的は、食べられそうな葉っぱを探すこと。




あーあ、抜いちゃったよ

初めてづくしのポワント発表会 12

2011年12月31日 | バレエ
第2部のくるみ割り人形、スペインの踊りでは、出で大失敗!

舞台袖から出てきて、止まった瞬間

「きゃー、出すぎ」

私は2列目なのに、1.5列付近。
でも、ポーズを取ってしまっているので、もう動けない。
次の移動までの10秒ほどだが、やたら長く感じた
まったく、リハーサルでも注意されたのに最低

最後のコーダ、総踊りのときは本当に楽しかった。
舞台上のメンバーとの一体感だったのかも。

すべての演目が終わり、幕が下りた。
「ああ、よかった。無事に終わった」
スペインチームの4人で手を取り合って。お互いを感謝。

「幸せだったねー」
J子さんが言った。
『うん、本当に』

その後、記念撮影をして衣装を着替えてロビーに出た。

大人バレエの仲間たちが出迎えてくれた。
みんな雨の中遠くから来てくれたのだ。
本当にありがたい。
みんなは少し高揚しているように見えた。

「M代さん、よかったよ~」
「すごくよかった、涙ぐんじゃったよ」

『本当?ひいき目じゃなくて?』

「ホントだよ」

にわかに信じられなかった。

・・・私、バレエ観て泣いたことないよ。それに発表会だよ・・・
・・・みんな褒めすぎだよ~・・

うれしい言葉をたくさん贈られながらも、疑っていた。
(ゴメンナサイ)

家に帰ってから、いただいたお祝いの品を開けていると、
中に走り書きのようなカードが添えられていた。
M恵さんからだった。
前もって用意したカードを差し替えて会場で書きなおしてくれたものだった。

“すてきな舞台をありがとう。これぞ大人バレエの理想と思いました”。

身に余る言葉だった。
その後も友人たちがメールやブログなどで、感動を伝えてくれた。

ポールドブラがきれいだった。
ペアの息が合っていた。
今まで観た発表会の中で一番よかった。
希望をもらえた。

等など、読みながら涙がこぼれてきた。
よかった。
本当に感動したんだ。
みんなに楽しんでもらえた。

でも、何故だろう?
私の拙い踊りでそんなに感動する?何かおかしい?
どこがよかったのか、振りをなぞってみたがわからない。
そんなによかったのなら、私も客席で観たかったな(笑)


そして幾日かして、ひらめいた。

「そうだ、イリュージョンだ」

音楽、照明、衣装、お客様、A男先生、劇場のすべてがイリュージョンを起こしてくれたんだ。
みんなが味方になってくれたんだ。
それがあの幸福感になって、またそれが客席に伝わったんだ。
舞台ってすごい。

出来たてバレエ教室の、初めての発表会。

正直、つらかった時もあったけど、たくさんの貴重な体験をさせていただいた。
先生方、一緒に出演したみんな、お手伝いのお母さんたち、劇場スタッフ
応援してくれた友人、家族。

みんなに感謝感謝の初ポワント発表会だった。



<後日談>
数日前、発表会のDVDが出来上がりました。
ドキドキしながら観てみると、
まあ失敗なくできたかなという感じ(笑)
反省点もいっぱい。
やっぱり、あの瞬間はイリュージョンだったと実感した次第です。
私にとって、2011年一番の大イベントでした。

初めてづくしのポワント発表会 11

2011年12月06日 | バレエ
私の出番、人生初のデュエットダンス。

板付で舞台上。
暗闇の中「Far Way」の音楽が始まる。

緊張しながらも曲の冒頭はそつなくこなせた気がする。
経験した人はわかるだろうが、舞台で緊張していると立っているだけ(2本足)で
グラグラするものだ。
でも次のアラベスク、A男先生のポジションまで足が出ない。
私の緊張を察してか、A男先生私がポーズをとる前に支えてくれた。
さすがプロ、ありがとうございます。

動き始めると、落ち着いてきて中盤もそこそこいけた。
照明が暗いせいで、客席が全く見えなかったので
踊りに没頭できたのかもしれない。

最後の1分、アラベスクの後だった。
ものすごい幸福感に包まれた。
自分でも不思議だった。

「なんて、私幸せ」

すると、急に身体が軽くなって最後のストゥニューアントールナンが本当に気持ち良く回れた。

終わった。
とにかく、ほっとした。

楽屋に戻ると、姪が

「おばちゃん、よかったよ。心配してたけど」

あはは、心配してくれてたんだ・・
というより、心配されちゃってたんだね(笑)

初めてづくしのポワント発表会 10

2011年12月02日 | バレエ
発表会の前日。
最後のリハーサルは、なかなかいい感触でできた。
そのせいか、何か晴れやかな気分になっていた。
明日本番なのに、妙にリラックス。
実家にいたからかもしれない。

姪も同じ舞台に立つので気持ちを共有できたし、
母がいるので食事の心配はなかったし、実家はありがたいね(笑)

姪っ子は私の踊りを茶化して、ヘン顔で踊って見せて大笑い。
「これ、本番でやったらA男先生すべるかもよ」
「きゃはは~」

衣装の撮影会もした。
その夜は次の日が発表会と思えないほど、よく眠れた。

いよいよ当日、姪が私の髪を結ってくれた。
朝日の中で姪に髪を結われながら、
5年前、彼女の初めての舞台のときは私がメイクして髪も結ったのに、あっという間だったな。
時の流れを感じながら、ちょっと感傷的になった。

会場に入ってからは、ウォーミングアップ、ポーズ写真撮影、昼食、ゲネプロ。
あっという間に時間は過ぎていく。

ゲネでのダメ出しは
「M代さん、肩下げて」
と相変わらずの初心者レベルの注意

でも、この踊りもあと1回で終わってしまうと思うと急に寂しくなった。

本番直前、舞台の袖でシオちゃんと話をした。
コンクール経験もあるシオちゃんだったけど、パドゥドゥで舞台を踏むのは初めてのようで
やぱり緊張していた。

シオちゃん「あ~、緊張しますよね」

私「前に習っていたところの先生が、舞台ではいろんな力を借りなさいって言ってたよ。
  音楽の力、客席の力、みんな味方につけなさいって。みんなが助けてくれるって。
  コンクールじゃないんだもの、みんな応援してくれているよ。」

シオちゃん「深いですね」

本番が近付くにつれて、ずっと習っていたスタジオPのA奈先生を思い出していた。
舞台人だったA奈先生の言葉は心に沁みる。

とはいうものの、自分でも手の先が冷たくなるほど緊張していた。
いくら動いても温まらない。

あ~緊張してる。

でも、それが妙に楽しく思えた。





<発表会の前日、実家に並んだ衣装>

初めてづくしのポワント発表会 9

2011年11月30日 | バレエ
発表会2週間前、リハーサルも佳境に入りつつある頃。
その日はパートナーのA男先生がお休みのこともあり、一人で踊ることに。

デュエットダンスを一人で踊るのはつらい。
なんか間抜けだし、大勢の前で一人で踊るって、やっぱり緊張する。
そしたら振りまで間違えた
それもいつもは気にもしていなかったところ。
情けない。

・・・はぁ~、まいった。
・・・きっと本番もこんな風にできないまんま、あっと言う間に終わってしまうんだろうなあ・・・

どっと疲れて、着替えていると
シオちゃんが話しかけてきた。

「最近、このへん(上半身)すごいですよね。ああいう表現はできないなあ」

・・・え、もしかしてシオちゃんほめてくれてるの?・・・

『技がないから、このへん(アームスと表情)でやるしかないのよ』

照れまじりで答えた。
うれしかった。
伝わるものがあったんだ。
う~、シオちゃんありがとう。

また、この時期には衣装も配られた。
K子先生が曲のイメージに合わせて注文してくれていたが、
どんなものか知らなかった。

だが、一目見てものすごく気に入った。
月の精のような淡い水色。
気になる二の腕周りも隠してくれて、言うことなし。
髪飾りはパールの揺れるタイプ。
K子先生ありがとう

俄然、テンションが上がってきた。
単純な私