25年の経験値・・・

生まれてから死ぬまでの間、生きている。

誰かを支え、誰かに支えられて生きている。

時には、生きていると思わずに生きている。

あるいは、生きたいと渇望しながら生きている。


自分の意思とは無縁に生まれたこの命を「私」と思って生きている。
母の想いを感じつつ生きている。
天に去った父母の命を胸に抱いて生きている。

25年、
私の意思で育んだ命を見つめながら生きてきた。
母としての目で見つめ生きてきた。
祖先からの命を手渡して生きてきた。

わが子の命を強く思う日・・・25回目の誕生日
母として25年の浅い経験はたいして役に立たず、
むしろおさなごだったはずの子の視線は、今、上から注がれる。

「あなたに会えて良かった」
母が私に残した言葉そのままを思って生きていく。
「きみを生み、きみに会えて良かった」

私のたった一つの遺産。
きみの命を見守りながら生きていくよ。

きみの命を信じながら、
ぶかっこうでも本当の姿で私らしく生きていくよ。


これから死ぬまでの間、生きていく。

誰かを支え、誰かに支えられて生きていく。

時には、生きていることを忘れて生きていく。

あるいは、もうチョッとだけと欲張りながら生きていく！


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1983年1月24日21時48分、赤ん坊のきみと初対面後、
一睡もせずに朝を迎えたあの日のように、どうも今夜は眠れそうにない・・・。

Happy Birthday to You！