無理がきくから、つい頑張ってしまう若い人たちを見ているとハラハラしてしまう。
私の場合、
出産時に母から何度も言われたこと、
「産後の体をしっかり休養させないと、その反動は歳を取ってから出てくるのよ」
活字中毒と言っても良いくらいの私は、
出産後の睡眠不足のボーっとした頭で新聞を隅から隅まで読み漁っていた。
母の言葉を聞きながらも、一人になると充血した目は活字を追っていた。
「しばらく細かい . . . 本文を読む
先日、久しぶりの定期点検・・・違う、定期検査!
思わずこんな入力をする不注意な私だが、
外出時は、結構、神経質にならざるをえない。
手足の痛み、しびれがあることは、私の外見からはまったく分からない。
人ごみを私のペースで歩くと、
必ずといっていいほど先を急ぐ人がぶつかって来てバランスを失う。
手をつないだり、団体でガヤガヤとやって来る人たちをよけることができなくて立ち往生すると
「なに、この人」 . . . 本文を読む
抗がん剤の副作用の記憶を体がまだ覚えていた。
ラジオから聞こえてきた言葉の中に「・・・キセル・・・」という部分があって、
それを聞いた途端、体中が総毛立ち吐き気を催した。
「キセル」という語は私が投与を受けた薬名の一部分と同じで、
それが刺激になって、当時の記憶が体中を駆け巡ってしまったらしい。
このごろ年相応に忘れっぽくなってきているのに、
こんなことだけは覚えている体の皮肉なメカニズム・・・ . . . 本文を読む
よく足が痙攣を起す。
たいていは、夜、じっとしている時に起きるので、
睡眠時間がこま切れになってしまう。
最近、昼間に、
それも、他の人の前で痙攣が起こってしまった。
二人の友人の前で、それぞれ一回ずつ。
突然の事態に動揺しているはずの相手の気持ちを思うと、心苦しかった。
「(なぜ、今なの!)」と腹立たしく、
コントロールの効かない体が情けなかった。
驚かせてゴメンネ!と言う余裕すらなくて・ . . . 本文を読む