エムのたわごと

年相応に病気になり手術、化学療法(抗がん剤)に放射線治療。
今は薬の副作用と仲良く暮らす日々の日記をのんびりと・・・。

経験は、生かしてこそ!

2011-11-26 | 「有」病息災
知人と久しぶりに顔を合わせて・・・

「で、どうでした?」
これは、答えを急かすような私からの質問。

「手術後の傷、5センチ!」
私の質問に、間髪を入れず答えてくれた彼女からの答え。

手短だけれど、歯切れのいい言葉が、メロディのように聞こえました。

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なかなか涼しくならない気候に辟易していた頃、
彼女がつぶやきました。
「○○(身内)が乳がんと診断され、手術をすることになった・・・」
その表情から、彼女の心中が察せられました。
「いつ手術?」
「まだ決定はしてないけれど、予約がいっぱいで2ヵ月くらい先になるかもしれない・・・」
それを聞いて、少しホッとしました。

私自身の手術もそうでしたが、
急を要する場合なら、そんなにノンビリはしていられませんから。


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それから、2ヶ月半。
手術の付き添いなどがあって、
彼女と暫く振りに顔を合わせたのが昨日のこと。
そして、開口一番、最初に書いたやりとりとなったわけです。


時間がなくて、じっくり彼女と話をすることはできなかったけれど、
とにかく、次のステップへ顔を向けていることは確かでした。

私は医者でも看護師でもないので、
自分が経験してきたことを話すだけですが、
それでも、「がん」というものに初めて出会う人にとって、
何気ない会話をすることで、
多少、気持ちが落ち着くこともあるようです。

次に会うときは、
今日より、もっと元気な笑顔の彼女になっていますように。。。


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もうすぐ11月も終わり。
今年は、心穏やかに居られないことが多かった。
地震、津波、台風、事件、事故・・・
命を脅かすものは、世にあふれています。
せめて、
定期的に検診を受けて病気から身を守らなくては。
まず、自分を愛して!

「乳がんとは縁が無い」と思っていらっしゃる皆さん。

「乳がん検診は面倒だし…」とか、
「乳がん検診って痛いんでしょう」とか、
「ウチの家系は大丈夫よ」なんて言わず、
まずは、セルフチェックから始めてくださいね。
不安だったら、とにかく病院へ。
迷っている時間は、もったいない。

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以上、相変わらずの副作用に悩まされつつも、
術後6年を過ぎた私の近況報告でした。

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