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時間に追われながら夏が近づきます。
あいかわらず、手も足もストを起すので油断なりませんが、
なんとか体力と気力の温存に努力してきました。
久しぶりに、
時間を気にせずゆっくり夕食。
炊き立ての御飯に熱々の味噌汁。
もうそれだけで充分、オカズなんて要らないくらい。
あえて並べるなら、
美味しい漬物、美味しい焼き海苔(味付け海苔じゃないほうが好き)。
そして美味しい醤油。
話が逸れました・・・
五感を解放して家ごはんを楽しんでいる最中に、
あらら・・・と気付いたことがあります。
それは、手元の箸の使い心地です。
数年前に、渋谷のデパートの物産展で買った木曾ひのきの箸。
買って帰って使ったら、とても手に馴染んでしっくりくるので、
翌日、また同じものを買いに行った箸です。
決して高価なものではなく、むしろ廉価でした。
まだ発病前のことです。
いま、
副作用で痛みと痺れに悩まされているわけですが、
四六時中のことなので、普段は意識の外にあります。
しばらく慌しい食事が続き、
久しぶりにゆっくり食事中、my箸の使い心地の良さを再認識したのです。
軽く、四角い角が手の中にしっくりと納まります。
私の手は女性にしては少し大きめです。
小さすぎる箸では手が疲れますし、
男性用の箸だと副作用の手には重すぎます。
この箸が、今の私には最高の道具なのです。
どんな職人さんが作ったのか知る由もありませんが、
まさか病人の手に合わせて作ったはずもなく。
たまたまこの箸に出会った私の手の役に立っているなんて・・・ね。
病人、怪我人、それぞれ抱えるトラブルには違いがあり、
必要な道具の意匠も機能も千差万別。
ユニバーサルデザインというものがありますが・・・
これはもう、言ってみれば最大公約数なわけで、
自分にぴったり合った道具に出会えるかどうか・・・
「努力」と「運」にかかっているような気がします。
どうしようもないですね。
さ、そろそろ、
足に優しく、お財布に優しい靴をまた探さなくては・・・。
百人百様の症状
百人百様の悩み
百人百様の痛み
そして百人百様のしあわせ・・・