類病・・・という言葉は無い？

ずっと、Aさんという人に会ってみたいと思っていた。
人を魅きつける方だと人づてに聞いていた。

先日やっと、
その機会を作ってくれる人が現れ、おかげで初対面！
Aさんの人をそらさない会話の中にあふれる情熱、ざっくばらんで人懐こい瞳・・・
仕事抜きの、この自由時間は本当に楽しかった。嬉しかった。

なかでも、いちばん嬉しかったのは、
Aさんが時計を見て、「お、時間だ」と言って薬を出した時だった。
「これ８時間おきに飲むんだよ」
「？」
「去年の春に手術してね、ガンの・・・」

思わず右手を差し出してAさんと握手していた。
病との時間を過ごしていたなんてとても思えないほどのバイタリティーを感じていたのに・・・
Aさんの目は優しかった。「あなたもでしたか！」
握り合った手を大きく何度も振りながら、互いにうなずくだけで十分。

思いがけず知ったAさんの一面から、思いがけずにパワーをいただいた。
Aさん、いい時間をありがとうございました！
この初対面の機会を作ってくれた友人にも大きな感謝、ありがとう！

そういえば、
発病の部位は違うから、同病とは言わないか・・・
類病かな・・・
そんな言葉は無いか・・・

それにしても、
酌み交わしたあの濁り酒、美味かったな・・・
山陰のだったかな・・・
ほろ酔いで覚えてない・・・