夏の宿題

気力低下の夏でした。


なかなかこのページを更新しない私に友人から電話がきた。
彼女はmixiに登録していないため、
あちらの日記更新を見ることができないので心配したらしい。

実は、この夏、気になる体調の変化を検査した。

その結果が出るまでのザワザワとした気持ち。
病気を発見したときでさえこんな気持ちにはならなかったのに不思議なものだ。



３年前、
しこりを見つけてから、
ガンかも？とか、
たぶんガンだろう・・・とか、
手術だけでなく・・・抗がん剤も・・・放射線も・・・とか、
様々な場面が展開していた時には、
かえって胆が据わっていたような気がする。
まったく動揺しなかった。
人生、やっぱりこんなこともあるよね・・・という感じだったから。

それが、
手術を受け、
抗がん剤の副作用に苦しんだり、悩まされたり、
放射線でもかなりダメージを受け、
その後も、
飲み続けている薬の副作用に振り回されているうちに、
身体が覚えているそれらの苦痛から少しでも遠ざかりたいと、
いつの間にか、私は逃げの姿勢に入っていたようだ。



検査結果が出るまで、
ザワザワした気持ちを抱えながらの２週間。
「○○さん、だいじょうぶでしたよ～」
いつもと変わらぬ穏やかな医師の言葉に本当に救われた。




春から夏にかけてのこの体調の異変は、
自分の心の変化に気付くための宿題だったのかもしれない。

「自分の中に芽生えていた弱い部分発見！」

私にとってはノーベル賞ものの発見です(笑)
認めるところから、新たな道が拓けていく。



なんとか、
遅ればせながらの夏の宿題提出でした。