3月25日(火) 晴れときどき曇り
さして話のネタもないので、新設・昔話コーナーです。題して「私のG体験記」。Gとは例の黒っぽくて足の速い虫のことですね。
私の生まれ故郷北海道にはGは棲息しないと言われていました。冬場の寒さが堪えるのでしょう。家の密閉度が上がり暖房の発達した現在ではそれなりに棲息しているようですが。
私は昭和30年から24年間札幌市に住んでいましたが、その間にGを見たのは一度だけでした。小学生の頃中耳炎が悪化して手術したのですが、その入院中に病院の洗面所で見かけたのでした。
何だか見慣れない虫を見つけ、おお、これこそ噂に聞くGじゃないかと田舎の一少年はある意味非常に感動したのでした。
そのGは空腹だったのでしょうか、よろよろと力なく歩いており、それを見た私は、この程度の虫を怖がるとは内地の人は大げさだべや(北海道弁)と思ったのでした。
月日は過ぎ、内地に就職した私の最初の住まいは独身寮でした。6畳一間に二人で住むという環境ではありましたが、寮費約3000円/月で朝夕食事付きはありがたかったです。なお、初任給は諸経費込みで12万円強でしたね。
最初は二階の部屋に住み、飲食物もほとんど置いていなかったのでGが出ることはありませんでしたが食堂では数回見ました。ただ、上記の体験から、不潔とは思いましたが怖くはありませんでした。
入社3年目、晴れて一人部屋になりました。そこは1階だったせいで隙間から侵入するのかGを見かける機会が増えました。さすがに寝ているときにウロチョロされてはあずましくない(北海道弁)ため退治することにしましたが、殺虫剤など置いておらずその方法がわかりません。
そこで、買ってあったイボコロリに目を付けました。当時から足のタコに悩まされていたのです(結局40年以上治っていないのか…)。これは人間の皮膚を溶かすくらいだからGの外皮も溶かすだろうと考え、こっそり近寄って上から滴下したところ見事に命中。
ところが、その後も元気に活動しております。数日経っても白く乾いたイボコロリを背中に載せたまま歩き回っていました。仕方がないのでとっ捕まえて外に放したのですが、よく考えると最初からそうすりゃよかった。動きが遅かったのは幼虫だったせいかもしれません。
そんなことがあって、私の中に植え付けられたGのイメージは、「生命力は非常に強いがそれほど怖いものではない」でした。
でも、唐突にあの夜がやってきたのです…
***意外に長くなってしまったので続きます***
今日もマンネリ走でした。一応書くだけ書くと、いつもの周回コースを7周14km、キロ約6分半、以上。
ホントにマンネリ…
ラン資金 -147699円
月間走行距離 239km
年間走行距離 858km
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