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電子工作関連(組み込みシステム、アマチュア無線、測定器自作など)の商品に関して、紹介と補足説明をします。

OWON XDS2102AV(VGA port/AV composite out搭載モデル) 100MHz/2Ch /12Bit デジタルオシロスコープ その1

2020-03-26 13:27:39 | オシロスコープ

OWON XDS2102AV(VGA port/AV composite out搭載モデル) 100MHz/2Ch /12Bit デジタルオシロスコープ その1

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www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/

価格変更 (2020/3/10更新)

http://www.shop-online.jp/ElectronicsDIY5/index.php?body=spec&product_id=1199571&category_id=149043&PHPSESSID=8b3bb3dfd3f0b216d0b20c64f8527eee

在庫されているような、XDS2101AVは、firmware修正が必要な場合があり、最新firmwareで当方からの購入を強く推奨します。FFT viewのnoise floor level改善を認めているものを扱っています。また、起動できなくなった場合、送らずにfirmware修復を行う事が当方では可能です。(hardwareがintactな不具合は送らずに修復できます)

初心者の方にserial bus decodeのaddress triggerとdata triggerに関しては、使用方法手引きを作成しています。希望者に配布できる場合があります。購入依頼以前に念のため、お問合せ下さい。

専用収納バッグをひきつづき、お取り扱いします。 購入を希望する場合は、ご注文時に備考欄に記入下さい。

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OWON New Model XDS2102AV sweep sine wave 50 -100MHz ,-10dBm/sweep time 50ms/Persist off

https://www.youtube.com/watch?v=UgBZWfgz7Wc&feature=youtu.b

OWON XDS2102A Exclusive First Look

https://www.youtube.com/watch?v=wmTwMeSXJpw&feature=push-sd&attr_tag=C09UdHysNPttw3p--6

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OWON XDS2102A

max 12bits vertical resolution動作するデジタルオシロは、この価格帯では、OWONのみです。

(XDS3102AVの下位モデルとなります)

OWON XDS3102Aと比較すると、Memory Depthが20MBと半分ですが、time baseをextendした時のsampling rateが、100MHz 搬送波のAM modulationの変調度測定の場合のtime baseでも、500MSa/sに改善されています。max waveform refresh rate 55000wfm/sと、十分なスペックを持っていて、serial bus analysisとして、XDS3102Aのように、option扱いでなく、I2C/SPI/RS232/CANのspecific triggerとdecode機能がfreeではじめから搭載されています。(XDS3000/XDS3000-E Seriesのように、内臓バッテリー/1Ch or 2Ch 内蔵Function Generator/Digital Multimeter(DMM)/Touch Panel/WiFi オプションがないかわりに、I2C/SPI/RS232(UART) および CAN decode機能がオプションでなく、あらかじめ、インストールされています)

XDS3000 series/XDS3000-E seriesでは、オプションを揃えていくとそれなりに価格が上がっていきますが、組み込みシステムなどの電子工作初心者様に初めから、serial bus analysisを搭載済みの安いモデルとして、XDS2102AV(VGA搭載モデル)をお取り扱い致します。

主要スペックは以下の通りです。

XDS2000 Series DSO User Manual

http://files.owon.com.cn//probook/XDS2000_Series_Oscilloscopes_USER_MANUAL.pdf


機能が部分的に似ている、XDS3102AVの情報を前もって、確認下さい。

参考 OWON XDS3102AV

OWON New Model 100MHz XDS3102AV レビュー

https://blog.goo.ne.jp/electronics_diy_5/e/db1bbdcf5d4d7e9dbb9fd064916ceb57

OWON New Model XDS3000 Series 追加情報
http://blog.goo.ne.jp/electronics_diy_5/e/3089394c414f0b79c96cc3aabde2a660

OWON XDS3102AV Review(Firmware Version 2.10.0.0) in English

https://blog.goo.ne.jp/electronics_diy_5/e/f3a80169709c2e60cd95bb3602005749

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XDS2102AV Review

Math機能として、Digital Filter(デジタル フィルター)が搭載されています。この機能はwaveform refresh rateがこの価格帯でmax 30000wfm/s以上になってからは一度は消えた機能です。

FG sine wave 100kHz/1Vp-p(low pass filter 50kHz設定で、100kHz sine waveをほぼeliminateして表示)

LPF(LOW Pass Filter)/HPF(High Pass Filter)/BPF(Band Pass Filter)/BRF(Band Rejection Filter)を搭載しています。

この時の、waveform refresh rateは、XDS2102Aの背面のBNC connector

の選択を、triggerをGUIから選択して、waveform refresh rateをオシロやマルチメーターで実測できます。上記測定は、time base 10us/divで、18000wfm/s程度でした。(maxは、time bae 50ns/divで、53500wfm/sまでは確認しました。ほぼspecの、max 55000wfm/sに近い数値は実際でています)

Waveform refresh rateが、まだ、max 30000wfm/s以上のものが出る前には、一般的な標準装備と言えた、math機能のdigital filterでしたが、一旦、このdigital filter機能が消えて、機種により、math機能として、かなり経ってから復活してきています。XDS2102Aでは、4種のdigital filterを搭載しています。これは、入力で、フィルター制限する機能でなく、すでに処理した信号に対して、math機能で表示処理するものです。ひとつ、有効なのは、クランプメーターでAC電流を測定する場合、動作させている機器の影響で、60Hz以上の成分にノイズなどを含む場合、正確な電流値測定をするために、LPF 100Hzに設定して、AC(60Hz)電流値を正確に測定する場合に有効だったりします。(time base 20ms/div設定で、LPF 100Hz設定が可能で、unitをVから、Aにプローブ設定項目で変更し、電流プローブで60Hz以上をeliminateした波形表示が可能)しかし、最初に max refresh rate 30000wfm/sのデジタルオシロがでた当初は、このdigital filterが軒並み、機能から排除された経緯があります。(たぶん、なにか、implementするのに不具合があったのではと推測していました)今でも、Digital Filterを搭載しているかは、機種によりますが、XDS2102Aは、この機能を搭載しているのがひとつ購入のポイントになるかと思います。

OWON Oscilloscope Software(DSO)(version 1.3.8)

Wired LAN

Win10 Pro 64bit

Display Image取得 確認しました。

当方でご用意できる、XDS2102AVには、すでにGUIで日本語表示可能です。当方がXDS3102AVで提出した日本語フォント利用での表示で、無理がない範囲で、日本語に、日本語での表記が違和感があったり、半角英数でしか、表記困難な場合は、一部、英語表記を併用しています。

リアパネルに、USB device/LAN/VGA PortAV out(composite out)が配置されています。

現在、PC Displayには、VGA Portがないものが多いわけですが、VGA(PCアナログ D-sub 15PIN)を利用するため、デジタルTVを利用する手があります。さらにコンポジット信号に対応した、デジタルテレビでHDMI 2系統を持ったものが、32inchでも比較的安価なものが出回っています。Desktop PCは、HDMI接続し、XDS2102AVは、VGA接続、マイクロスコープは、composite接続できる環境を適宜、ご用意いただければと思います。VGA optionを追加購入では、、AV out(composite out)(左側黄色のRCA)でも描出可能な形で供給します。

AV(ビデオ)コンポジット出力でも、32inch Displayで表示可能

XDS2102AVでは、XDS3000 seriesとの差別化で、内臓バッテリー動作は、firmwareで、disableして、その代わり、serial bus decode 2種(I2C/SPI/RS232(UART)とCAN triggers and decodingがfreeになっています。serial bus analysisが必要ないなどの場合は、内臓バッテリーでも動作するmodelをご紹介します。XDS3102AV以外のmodelも、3000 series/3000-E seriesは、すべて、お取り扱いが可能です。vertical resolution 14bitの、4CH modelのXDS3104AE/XDS3064AEも新しく、発売開始されたばかりです。詳細はお問い合わせ下さい。

AM変調  carrier 100MHz 被変調周波数 1kHz/変調度 50%

上図でのtime base 500us/divでのsampling rateは、500MSa/sを保っています。memory depth 20MB(12bit)までの設定ですが、memory自体は、XDS3000 seriesの上位機種と基板が共通で、かなり容量が大きいmemoryを積んでるはずです。昔は、XDS3102AVでは、このあたりのtime baseでは、sampling rateは、100MSa/sで、alisingを避けるため、50MHz carrierまでの測定に限られていました。time base 1ms/divまでは、sampling rateは、500MSa/sを保ち、time base 2ms/divになると、sampling rate 200MSa/sに落ちてきます。こういう仕様になってきていることも、XDS2102Aを選択するポイントになる場合もあるかと思います。

SAVE

記録 内部/外部ともに問題なし

外部記録 USB flash memoryによる外部記録と、infinite設定で、binary fileとして、記録し、PC-Based Oscilloscopeの一機能 Auto Playerでのplayback 再生確認

Persist(残光表示)

Persistは、日本語では、残光表示と記載されている場合があります。その設定秒数に応じて、その間に表示された表示波形を維持します。

Sweep sine wave -10dBm/sweep time 50ms/Persist off

Sweep sine wave -10dBm/sweep time 50ms/Persist 1 second

上記のtime base 50ns/divでは、そのdisplay refresh rateは、17000wfn/s程度でした。このpersistは、描出頻度が少ない異常波形をdetectしてくるために利用します。3dB帯域100MHzのデジタルオシロでは、rise time 3.5nsの100MHz sine waveの繰り返し信号は確実にtrigger normalで捉えてきますが、頻度が低い、いわゆる、glichをtrigger autoで描出させることは、persist offでは、ほとんどは、基本波でtriggerがかかるため、この価格レンジでは、描出は困難な場合が多いです。それを補うために、persist infiniteなどを併用すると有効な場合があります。プロの方で、keysightのような高価なオシロを購入する場合、pulse width 5nsのglichもtrigger autoで、detectしてきますが、比較的display refresh rate 30000-100000wfm/sのコスパのいい中国オシロでは、pulse width 15ns-30ns程度以下のpulse自体のdetectは、persistでも困難な場合があり、それを少しでも補うための工夫がメーカーごとにあり、Sigelntのsequence modeがその例です。XDS2102AVの場合は、pulse width設定自体が、30nsまでの設定で、これ以下のpulse widthのpulseは、detectできないと考えたほうがいいかと思います。この価格レンジの100MHz modelでは、15ns-30ns以下のpulse triggerができない場合が多いです。ですので、電子工作でなく、プロとして、5nsとかのpulse widthをdetectする必要性があれば、50万円とか、100万円のデジタルオシロを買うべきですが通常の電子工作ではそこまでの能力は必要ないかと思います。(この価格帯である立ち上がりが早いノイズなど、detectできないならば、Keysight 3000T X seriesとかを買わないといけないかもしれません。ただ、価格が基本価格だけで、50万を超えます。電源ノイズ測定に、Keysight パワーレールがいいのはもちろんですが、40万しますので、まずは、このOWON XDS2102Aや、表示範囲を超えて、小さいlevel /div選択可能な、Micsig TO1104をまずは、選択し、それでだめなら、相当高価な測定器を購入することも考えないといけないかもしれません。最近は、中間的価格のRIGOL MSO5000 seriesや、SDS5000X seriesも出ています。ふつうは、電子工作では、測定対象の波形変化をみるために、これぐらいのdisplay refresh rateのデジタルオシロは選択していたほうがいいかと思います)

ふつう処理するpulse widthは、us orderなので、まったく、問題はないです。

(例)I2C decoding/data trigger binary hex指定でsetしますが、pulse widthは、cursor をセットしたwidthは、6.0usです。

FGも同じく、多くの中国製FGは、pulse生成で、15nsあたりまでの制限があります。それと、arbitrary waveform生成用のmemoryが少ない事で、安価になっている面があり、keysightのFGが少なくとも、30万円台以上するのはそれなりに理由があるようです。ふつうは、測定目的をはるかに超える高価なデジタルオシロを購入することはない場合が多いと思います。このXDS2102AVは、コスパはいいと思います。

ALT(Alternate Trigger mode)搭載

XDS2101AVは、Bench Top デジタルオシロでほとんどなくなった Alternate Trigger(ALT)を搭載しています。(残念ながら、4CH modelでは、採用が困難なのか、alternate trigger modeを搭載した、refresh mode 30000wfm/s-100000wfm/sのmodelは、当方が知る限りありません)

waveform refresh rate 17000wfm/s

waveform refresh rate 17000wfm/s

上記の例では、違う信号発生器で

(黄色波形)sweep信号 sine wave -10dBm,15-25MHz/sweep time 50ms

(青色波形) AM変調信号 carrier sine wave 20MHz ,-10dBm/modulated wave 1kHz 50% 

の両波形に対して、alternateにtriggerをかけることができます。他には、2つのデジタルオシロのtrigger outを同時に描出し、waveform refresh rateの比較にも路用できたりします。多くの波形更新のある程度いいデジタルオシロでは、2CHでも、alternate trigger modeがなくなっていますので、これもXDS2102AVを購入するメリットになります。

(黄色)100MHz sine wave (青)50-100MHz sweep /waveform refresh rateは、28000wfm/sでした。

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Pass/Fail Test

Pass/Fail Testを搭載しています。出力設定をFallで、Stopに設定すると異常信号をdetectするのに利用できたりします。本来、品質テストで、DDS signal generatorの異常レベル変動などを監視したりしますが、別用途でも利用できます。

FFT View

SSG 100.000000MHz,-10dBm/50ohm load>>>-23.04dBV

100MHz測定では、3dB bandwidthのattenuationで、約3dBm落ちで測定されます。当方で、測定値結果のbugを発見して、すでに修正されました。

修正済Firmwareでは、noise floor levelの改善を認め、double conversion receiverの受信第1IF後の-60dBm(-73dBV)程度もdetectしてきます。また、当方で提出した日本語フォントによる、日本語GUI搭載で販売しています。

SSG sine wave 8.83MHz -60dBm(XDS2102AV)

比較 SSG sine wave 8.83MHz -60dBm (DSA815-TG)


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