「うれしい なつやすみ」から
バスは、やまを こえて、たにを わたって、キャンプむらに つきました。
「いらっしゃい。まっていましたよ。」
さきに ついて いた せんせいや おともだちは、たのしい うたを うたって、カロリーヌたちを でむかえて くれました。
☆ライオンのキットの帽子、水筒、腰には銃弾・・・キットはいつもサファリ風、
ノアローが荷物を開いて何かしている様子、等の細かい描写が良いです。
あさです。 きもちの いい あさです。キャンプむらの だいいちにちの はじまりです。
「さあ、はやく おきなさい。あさの おしょくじですよ。」
☆どうして朝にシャワーを浴びているの?カロリーヌの配っているパンの形が不思議、
プフとノアローがスープ?に付けて食べているのは何?
キットはお布団じゃなくて何故寝袋に寝ているの?等等・・・
幼少の頃に初めて触れた海外の文化が「カロリーヌの本」だったので、
疑問や刺激がいっぱいでした。
フランスなのでパンは多分クロワッサンで、テントの中も直(じか)に床に寝るのではなく
ベッドなのかな?ということが大人になって解りました。
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ボビーは、 かぜを ひいて いる ようなので、 たいおんけいを くわえさせられました。
ちの めぐりが、 よく なるように、 ガラスの すいだまも、 せなかに つけられました。
☆子供の頃、体温計は脇の下に挟んで測ることしか知らなかったので、
ボビーを真似て口に入れて測ったら、母に怒られました。
「水銀を噛んだら危ない!」と。
ガラスのすいだまのことは父に説明されましたが、今ひとつ解りませんでした。
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みんな おひるごはんの スパゲッチに おおよろこび、したづつみを うちました。
☆スパゲティーをフォークとスプーンで食べているのもこの本で初めて見ました。
(実家ではフォークだけでナポリタンを食べていたので。)
もちろん、真似しました。
おひるねの じかんです。みんな うれしくて ねむれません。
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・・・・おいたは いけません。ノアローも ピトーも はやく おやすみなさい。
だれが いちばん いい こかしら。」
カロリーヌは、みんなの ようすを みに きて いいました。
☆引き出し各々に個々のカギが付いている、一枚一枚の写真、の描写の細かさ。
きょうは、おやまの うえに ある、ふるい おしろの あとを、たんけんしました。
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でも、あぶない ことを しては いけません。
カロリーヌは、なんども ふえを ふいて みんなに ちゅういを しました。
いたずらっこは だれでしょう。
☆動物それぞれが擬人化されているものの、特性もとらえられており、可愛いです。
キットを止めるプフの毛がしっぽまで逆立っているところなど、猫好きは見逃しません。
あと ふつかで、キャンプも おわりと いうひです。
とつぜん みんなが、まくらをぶつけあってはしゃぎはじめました。
「みんな、しずかに して ちょうだい。」
カロリーヌが、なんど ちゅういしても、さわぎは しずまりません。
「みなさん、しずかに。」
とうとう みんなは、せんせいに しかられて しまいました。
☆枕をたたくと何故羽根が出てくるのか?子供の頃、羽根布団やダウン製品を知らなかったので
ピンと来ず、この絵も新鮮でした。