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カロリーヌのせかいのたび (カナダのカロリーヌ)

2014年06月29日 | 絵本

「カナダのカロリーヌ」から
☆数ページ抜粋して紹介いたします。


ロリーヌと そのなかよしたちは、ある ひ、やねうらの  へやを おおそうじしました。
「まあ、トランクの なかから、ふるい ちずがでてきたわ。」

「カロリーヌ、こんな しゃしんもあるよ。」
「まあ、これは わたしの ひいおじいちゃまよ。」
カロリーヌは、なつかしそうに しゃしんを みつめました
「きっと ひいおじいちゃまは、この ちずに しるしの ついて いるところに、しゃしんの いえを たてたのだわ。
ひいおじいちゃまは、どうぶつの けがわを とりに、カナダへわたったのですって。ねえ、みんなで、カナダへ いってみましょう。」

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ロリーヌは、ケベックにつくと、インディアンの しゅうちょうに ちずを みせました。
「これは、ここより もっと もっと ひがしの ほうだよ。」
「どうも ありがとう。」
カロリーヌとしゅうちょうが、はなしを している あいだに、なかよしたちは おおしそがし。
みんな、インディアンの ふくそうが きにいったようです。
「わっ、すてきだ。」
ユピーは、インディアンの おんなのこに、かみのけを あんで もらって ごきげんです。

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ーバーの いえに しょうとつした おかげで、ボビーたちは、たきに おちないで すみました。
ボビーと ユピーは、じぶんたちが こわした ビーバーの いえを、もとの とおりに なおして あやまりました。
ビーバーに さようならを して、みんなが かえでの はやしに くると、あたりは あまいかおりで いっぱい。
「わっ、きから みつが ながれてる。」
みんな おおよろこびで、さっそく ぺろぺろ なめはじめました。
その とき、ひとりの おとこのこが、はやしに やって きて おしえて くれました。
「みつは、こう して、こおりの うえに ながして、かためてから あめに して なめると、おいしいんだよ。」

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おきな そうこの まえで、カロリーヌたちは、あっと おどろきました。
「この いえは そせんの おもいでに、こう して たいせつに とって あるんだよ。」
「ジャン、ありがとう!」
「ばんざい!」
カロリーヌたちは、おおよろこびです。
おしまい

☆かえでの樹から蜜が取れて、氷の上で固めるとアメの様になる・・・
カナダ編ではなんと言ってもこのシーンが印象的で、とても美味しそうに思えました。
大人になって、カナダ帰りの方からメープルシロップをいただいて、
初めて食べたシロップは確かに美味しかったのですが、この絵から想像して
いた味は、「蜂蜜」だったみたいと、「ずれ」に気付きました。
オーバーオールというズボンを初めて見たのも、この絵でした。