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きはともだち

2016年01月07日 | 絵本

『きは ともだち』 (月刊 かがくのとも 3)
服部 道夫・文 姉崎一馬・写真
出版社:福音館書店
☆長男が幼稚園の時、園で定期購読
数ページ、数行、抜粋して紹介いたします。




こうえんには たくさんの
きが はえています。
「おかあさん、かくれんぼしよう」
けいたと おかあさんは
かくれんぼを はじめました。
けいたが かくれたのは
こならの きです。
きに ぴったりと かくれたので、
なかなか みつかりません。
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きは こかげを つくってくれるので、こうえんのなかは
すずしくて いいきもちです。


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けいたは おちばのうえに
ごろごろと ねころがりました。
あれれ、けいたの からだが すっぽり
おちばに うもれてしまいました。

☆子供が小さい頃、私も近くの公園や山へ連れて行き、よく散歩をしました。
思えばそんな頃はあっという間の数年間で、楽しかった時期でした。
落葉に埋もれたけいたくんのページを娘が妙に気に入って、「私も落葉に埋もれる!」とせがまれ、
近くの公園の雑木林の中で何度も実行しました。今は笑い話です。

この写真絵本の二人は本当の親子さんですが、きっと普段から伸び伸びとした良い関係だったに
ちがいないと
想像出来ます。
森の四季を追ったそれぞれの場面も素敵な絵本です。
この“けいた”くん・・・今はきっと立派な青年になっておられるのでしょうね。