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おふろだいすき

2016年05月11日 | 絵本

『おふろだいすき』
松岡享子・作 林明子・絵
出版社:福音館書店
☆16年前頃、購入
数ページ抜粋して紹介いたします。





ぼく、おふろだいすき。
おふろへはいるときは、いつも、あひるの
プッカをつれていく。
プッカも、おふろがだいすきなんだ。
おふろばのとをあける、がらがらがら。
おふろばのゆかはすべるよ、きをつけて。


そこで、ぼくは、シャボンだまをタオルにつけて、
かばのからだをあらいはじめた。
ぶくぶくたくさん、あわがでた。
「せっけんがめにはいらないように、きをつけてくれたまえ。
しみるからね。」と、かばがいった。


「あがるまえに、かたまでつかって、50かぞえるんだ。」
かばが、がっぽりおゆにはいった。
ペンギンのジムとジョンは、パタパタはねながらはいった。
オットセイは、だまって、おともたてずに、すべりこんだ。
かめは、えっちらおっちらはいった。
ぷっかは、ぴょんととびこんだ。
はじめに、ぼくが、10までかぞえた。
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。つぎは、
プッカがかぞえるんだよ。」
すると、プッカは、「エヘン。」と、せきばらいをしてから、
「11、12、13、15、18、16、20ッ。」と、いった。
プッカが、つぎはきみだよというように、かめのほうをみると、
かめは、
「えーと、20のつぎは30。」と、いった。
「かめさん、ずるいや。」
ペンギンのジムとジョンが、くすくすわらいながらいった。


☆確か、次男が2歳頃に購入したと記憶しています。
3人とも、このお話が好きでしたが、特に娘(当時5歳)の反応を覚えています。
「なぜ、カバをこんなにきれいに洗うの?」
「どうして急にお風呂が大きくなったの?」

「動物達はどこへ行ったの??」等々・・
読む度に質問(追究?!)され、さすが女の子だなあ・・・と
可笑しかったことを思い出しました。