絵本の棚

絵本と思い出のページ

カロリーヌのつきりょこう(うみへ いった カロリーヌ)

2014年11月25日 | 絵本

☆『うみへ いった カロリーヌ』から
数ページ抜粋して紹介いたします。


つやすみを うみで すごす ことに した、カロリーヌと なかよしたちは、うみべの むらで、
どうぐを えらぶのに むちゅうです。 おみせの おじさんも おばさんも、おおいそがし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


も ひとつ ない あおい そら。
しずかな うみ。はまべに うちよせる なみの おとが、
まるで こもりうたのようです。
「いたいっ。」
とつぜんノアロー が さけびました。

ノアローは、いいきもちで しんこきゅうを した とたん、 キットの くみたてて いる いすに、
てを はさんで しまったのです。
「ごめん、いたかったかい。」
キットは、 あわてて あやまりました。
「カロリーヌ、みてよ。ぼくの かいすいパンツ ぶかぶかだ。」
ユピーが、 べそを かきました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


おが ひいた あとの ひろい すなはまは、 カロリーヌたちの すてきな あそびば。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  ひとりぼっちの ユピーかわいそうな ユピー。たった ひとりで 
ちいさな いわの うえ。 なみだ ぽろぽろ、おはな くすん くすん。


ピーがが なきつかれて、 うとうと ねむりはじめた とき、カロリーヌたちが、 ユピーを たすけに
やって きました。
「のんきだなあ、ねむっているよ。」
ブムと キットは、あきれて います。
たのしかった なつやすみも おわりです。カロリーヌたちは、げんきいっぱい、そろって おうちへ
かえる ことでしょう。

おしまい

ぶん・福島のり子

☆幼少の頃、海水浴場の近くには、1ページ目の様なお店があったことを思い出しました。

千葉県で育った関係上、夏は幕張、稲毛、内房、外房の海へ遊びに行くことが多く、
そのせいか、カロリーヌちゃんの海での過ごし方には特段に興味を持ち、どのページの
絵も穴が開くほど眺めていた記憶があります。
カロリーヌや仲間達の水着、浮き輪、入り江での磯遊び、最後ページのカロリーヌちゃんが運転する
ボートなどはとても羨ましく思っていたものでした。