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びゅんびゅんごまがまわったら

2017年12月30日 | 絵本

『びゅんびゅんごまがまわったら』
宮川ひろ 作・林明子 絵
出版社:童心社

☆18年前くらいに購入。
数ページ抜粋して紹介いたします。




かえでしょうがっこうでは、
うんどうばに つづく、あそびばが あります。
みんな、この あそびばが だいすきでした。
1ねんせいの なかで いちばん はやく 
1ぽんばしが わたれたのは こうすけです。


それから 8かめ、
あそびばの かぎは あけられました。
「こうすけ、もう へまを するなよ。」
たかひろが いいました。
「するわけないだろう」
こうすけは 1ぽんばしの うえで うれしそうです。
くによは カラスノエンドウを
ポケットに いっぱい もっていました。
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「あっ。」
ふりむいた 3にんの 目には、目はじきが してありました。
こうちょうせんせいは、おどろいて それから 大わらいです。
こうすけたちも わらいました。
「やっぱり きみたちが、くびかざりも タンポポびなも ありがとう。」
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☆子供の頃、同じ校区にあったH小学校には、校庭の延長上に雑木林があり、
その林も含めて校庭だったことを、この絵本を読むたびに思い出していました。
以前帰省した折、その小学校へ足を延ばすと、雑木林の部分はとっくに
住宅地になっており、昔の風景がまるで夢を見ていたかの様でした。

校長先生と子供達との温かい関係は自分の小学校時代を彷彿し、
読むたびに懐かしい気持ちになりました。