「げんきで すべろう」から
☆子供の頃、雪山やスキーは未知の世界だったので、この絵を通して想像をふくらませていました。
初めてスキーをしたのは、ワンダーフォーゲル部の合宿でしたが、その時初めてこの絵本に
描かれていることが理解出来ました。
まんいんの きしゃに ひとばん ゆられて、カロリーヌと、
ボビー、プフ、ノアロー、ユピー、ピトー、ブム、キット、ピポ
の なかよしたちは、ふゆやまの えきに つきました。
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みんな、スキーは、はじめてです。
「さあ、みんな、いち にの さんで、ほうこうを かえるんだよ。」
せんせいは しんせつに、いろいろと すべりかたを おしえて くださいます。
どすん、カロリーヌが ゆきのなかに ころげました。
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「したを みたら だめよ。」
カロリーヌは、もう さっきから、しっかりと めを つぶって います。
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あらあら こまりました。
ボビーが、 かたほうの くつを おとして しまいました。 
ちょうじょうの やまごやで、 カロリーヌたちは ひとやすみ。
「はやく すべろうよ。」 さむさに つよい ピトーは、 はりきって います。
でも、さむがりやさんの ノアローと プフは、もうふを すっぽり かぶって ぶるぶる ふるえています。
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きょうは、かがみのように ひかって いる こおりの うえで、スケートの れんしゅうです。
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すってん。 キットが ひっくりかえりました。
どっすん。 ユピーも しりもちを つきました。
やわらかな ゆきと ちがって、かたい こおりの いたいこと。
いよいよ ひょうしょうしきです。
「いっとうしょう、ボビーくん。」
「おめでとう。」
みんなに はくしゅ されて、ボビーはりっぱな カップを うけとりました。
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☆猫にスキー場はやっぱり酷だったのでしょうか、プフもノアローも常に寒そうで、とうとう風邪を引いてしまいました。