『はじめてのキャンプ』
林明子 さく・え
出版社:福音館書店
☆16年前くらいに子ども達へ購入。
数ページ抜粋して紹介いたします。
「おおきいこは、 あさって、 かわらに キャンプに
いきますよ。 このかみに かいてあるものを
そろえなさい」
なほちゃんのめが きゅっと
つりあがりました。
「わたしも いく!」
「ちっちゃいこは だめ!」
と、おおきいこが いいました。
「わたし、おもいにもつ もってあるけるし、
ぜったい なかない! ごはんをたくまきだって
あつめられるし、 くらくなっても こわがらない!」
「おばさん!おしっこ」
なほちゃんは もういちど
いいました。 でも、おばさんは、
おきませんでした。
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☆私が初めてキャンプらしいキャンプをしたのは、
中学校の林間学校だったと思います。
テントやバンガローでの数泊は幼いなほちゃん同様、
ちっとも眠れず、夜中のトイレ行きも怖くて苦戦したことを
覚えています。
時が変わって、この本を購入した頃、我が家もよくキャンプを
行っていたせいか、子ども達に読み聞かせをするたび、
どのページも楽しそうに見ていました。
子どもの心情をよく解っておられる作者ならではのお話
だと思います。
紹介していないページにクライマックスあり。
ぜひ全ページ読まれることをお薦めします。