絵本の棚

絵本と思い出のページ

はじめてのキャンプ

2015年09月16日 | 絵本

『はじめてのキャンプ』
林明子 さく・え
出版社:福音館書店

☆16年前くらいに子ども達へ購入。
数ページ抜粋して紹介いたします。






「おおきいこは、 あさって、 かわらに キャンプに
いきますよ。 このかみに かいてあるものを 
そろえなさい」


なほちゃんのめが きゅっと
つりあがりました。
「わたしも いく!」


「ちっちゃいこは だめ!」
と、おおきいこが いいました。



「わたし、おもいにもつ もってあるけるし、
ぜったい なかない! ごはんをたくまきだって
あつめられるし、 くらくなっても こわがらない!」



「おばさん!おしっこ」
なほちゃんは もういちど
いいました。 でも、おばさんは、
おきませんでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆私が初めてキャンプらしいキャンプをしたのは、
中学校の林間学校だったと思います。
テントやバンガローでの数泊は幼いなほちゃん同様、
ちっとも眠れず、夜中のトイレ行きも怖くて苦戦したことを

覚えています。

時が変わって、この本を購入した頃、我が家もよくキャンプを
行っていたせいか、子ども達に読み聞かせをするたび、
どのページも楽しそうに見ていました。
子どもの心情をよく解っておられる作者ならではのお話
だと思います。

紹介していないページにクライマックスあり。

ぜひ全ページ読まれることをお薦めします。